今週は3日間開催で4つの重賞が行われるが、その中からみやこSを取り上げよう。先頃発表された2018年のJRA開催日割りでは、JBCが京都競馬場で実施されることが発表された。それに伴い、みやこSは休止となる。JBCが2019年以降どうなるかは未定だが、レースが存在するうちに的中させておきたいところだ。

■ダートのG3みやこSは、若い馬が強い!

 これまで7回行われたみやこSだが、まずはっきりした傾向として、若い馬が強いことが挙げられる。明らかに成績が良いのは4歳馬で、[6・2・1・20]の勝率20.7%・複勝率31.0%。複勝率だけなら3歳馬が[0・3・1・8]の33.3%で上回る。一方で、6歳以上馬は[1・0・1・21]。エスポワールシチーが勝っているが、回収率が単勝6%・複勝13%という恐ろしいことになっているので積極的には狙いづらい。

 なぜこのようなことになるのかというと、やはりJBCクラシックと時期が近いということがあるだろう。ベテランの一流馬はJBCへ向かう一方で、3、4歳馬は賞金でそちらの枠内に入れないことが多い。また、若い馬のほうが収得賞金を加算した時期が近いという面もある。高齢馬ははるか昔に獲得した賞金を根拠に別定重量が加算され、現状の実力と斤量が見合わなくなる可能性がある。若い馬にはその心配がないというわけだ。

■3歳のエピカリスとローズプリンスダムが本命・対抗

 ということで、本来ならば4歳馬を本命にしたいのだが、4歳の有力馬がいない。そこで、複勝率では4歳に勝る3歳馬から◎○を選んだ。

 ◎はエピカリス。レパードSでは3着だったが、出走体制が整わなかったベルモントSから中7週での出走というところに少し無理があったようにも思う。立て直してのここでは結果も違ってくるはずだ。右回りは北海道2歳優駿以来となるが、当時ヒガシウィルウィンを大差ちぎっていることを考えるとむしろ楽しみでもある。

 ◎をレパードSで負かしたのがローズプリンスダム。人気薄での激走だっただけに再現性が微妙だが、やはり結果は尊重しなくてはならない。▲以下は5歳馬を重視した。

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