ダルビッシュ有「沢村賞への提言」に、野球ファンから賛否の画像
ダルビッシュ有「沢村賞への提言」に、野球ファンから賛否の画像

 メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するダルビッシュ有選手(31)が、ツイッターで「沢村賞」について言及。そのことが野球ファンの間でさまざまな議論を呼んでいるようだ。

 沢村賞とは、日本プロ野球の投手に与えられるタイトルで、そのシーズンで特に優れた成績を残した先発投手に贈られるもの。今年は巨人の菅野智之投手(28)と西武の菊池雄星投手(26)という2人の先発投手が、ともに素晴らしい成績を残していたが、結局菅野投手が受賞した。

 この結果を受けて、10月30日にダルビッシュ選手はツイッターを更新。「菊池雄星選手 沢村賞でいいんじゃないですか? 選考基準の曖昧さもそうだし、なにより選考委員に決めさせるのではなく記者の投票制にすればいいのでは?」と独自の見解を示した。

 ファンから「菅野投手のほうが勝ち数は上」という指摘を受けると、ダルビッシュ選手は「菅野投手はもちろん値するでしょう。ですが両リーグから1人選べばいいし、そもそももう勝ち数で判断する時代は過ぎていなければいけないはずです」とコメント。

 さらにダルビッシュ選手はリーグの違いについても言及し、「両方素晴らしいわけですから2人でいいでしょう。そもそもセリーグとパリーグの成績は比べられないです」という持論を展開した。

 2人受賞がベストと考えるダルビッシュ投手の意見には、多くの野球ファンが賛同。しかしその一方、現役選手がタイトル選考に物申すことに、違和感を覚えるファンもいたようだ。ネットには「なんでダルがご意見番みたいなポジションにいるの」「さすがに口を開きすぎでしょ」「現役選手がネットでご意見番気取りしてほしくない」といった批判も上がっていた。

「ダルビッシュ選手は、北海道日本ハム在籍時、沢村賞の選考基準をすべて満たしたシーズンが3回ありましたが、実際に受賞したのは1回だけでした。今回のツイッターでは、当時の選考委員から、“君は若い分、来年以降もとれるから外した”と言われたことも明かしていて、“当時22歳ながら失望した”とコメントしています」(スポーツライター)――球界への貴重な提言であるのは間違いない。

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