松本人志「攻めた企画は、ほぼできない」地上波バラエティ番組の現状を嘆くの画像
松本人志「攻めた企画は、ほぼできない」地上波バラエティ番組の現状を嘆くの画像

 11月5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でダウンタウンの松本人志(54)が、同局の『めちゃ×2イケてるッ!』の終了が伝えられたことを受け、テレビにおけるバラエティ番組制作の難しさについて言及した。

 この日、MCを務めるお笑いタレントの東野幸治(50)から『めちゃイケ』終了についてコメントを求められた松本は、「最近、若者もそうですけど、テレビ離れが(進んでいる)って言われますけど、逆に言うと、バラエティの作り手側もテレビ離れの意識がね、少し目覚めだすよね。ホントに大変やわ。テレビで今、バラエティをやるのは」と、作り手としての苦悩を告白。続けて「攻めた企画はほぼできなくて、やったらやったで、すごいお金もかかるし、時間もかかるし、体力もいる」と、番組制作の現状を嘆いた。

 さらに、松本は「すごくコアなファンは“面白かったです”って言うてくれんねんけど、大抵そういうときって視聴率も悪いんですよ」と今の状況を明かし、「クレームのリスクも高いでしょ。これだけの条件がありながら、とんがったものを作り上げていくって。もうほぼね、不可能に近いよ」と、地上波放送の限界を指摘した。

 これに対し、東野が地上波以外の媒体について発言しかけると、松本は食い気味に「どうしてもそうなるよ」と、メディアが多様化していることを認めた。そして「(テレビ番組とネット番組の)どっちもやっていきたいとは思うんですが、テレビでバラエティっていうのは、今後どんどん難しくなってくることは、もうほぼ間違いないでしょうね」と、今後の見通しについて語った。

「この日は、ちょうど元SMAPの草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(43)、香取慎吾(40)が出演した、AbemaTVの『72時間ホンネテレビ』が配信され、大きな話題になっていました。松本自身も、ネット配信の番組で実験的な試みをしていますし、メディア多様化の流れは今後も進むでしょう」(テレビ誌記者)――まさしく変革期。

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