今年で50回目を迎える『日本有線大賞』(TBS系)が、12月4日の放送を最後に幕を下ろすことが明らかになった。
この番組は、有線音楽に寄せられたリクエストデータに基づき、その年の「日本有線大賞」を決定、表彰するもの。TBSは、番組の公式サイトで「今回、記念すべき50回を迎えた節目で有線大賞の放送は最終回」と発表。番組プロデューサーは「長らくご愛顧いただいた『日本有線大賞』は、50年の節目を迎え番組としては終了します。これまで本当にありがとうございました」とコメントを残している。
半世紀に及ぶ長寿特番の終了だが、視聴者は冷静に受け止めているようだ。ネットには「時代の流れ。50回という節目でちょうど良いと思う」「正直、まだ続いていたんだと思ってしまった」「若い人にはピンと来ないだろうからしかたないんじゃない?」「潮時を見極めた、賢明な判断」といった反応が多かった。
中には「これを契機に、レコード大賞や紅白歌合戦も見直すべき」「年末年始の風物詩だからという考えは捨てて、他の特番もナタを入れてみては」といった意見もあった。
「『日本有線大賞』放送終了の理由としては、視聴率の低下が噂されています。昨年、西野カナ(28)が大賞を受賞した第49回の視聴率は、9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2桁を割り込みました。年末の大型特番の視聴率としては、かなり苦しい結果になっていましたね」(テレビ誌ライター)
ちなみに、大賞候補となる「有線音楽優秀賞」をはじめ、今年の各賞はすでに公式サイトで発表済み。AKB48や乃木坂46、氷川きよし(40)ら10組の優秀賞受賞者の中から、栄えある「日本有線大賞」が決定する。有終の美を飾るのは誰か、見届けたい。