14戦、12勝と2勝。この数字だけでピンと来た人は超競馬通! これはテイエムオペラオーとナリタトップロードの対戦成績なんです。ともに1996年に生まれた2頭は、その3年後にクラシック戦線を賑やかすことになります。もう1頭、アドマイヤベガを加えて、皐月賞はテイエムオペラオー、ダービーはアドマイヤベガ、菊花賞はナリタトップロードと3冠を分けることになったのですが、古馬になってからはテイエムオペラオーの一人勝ち。トップロードはダービーと菊花賞で勝って以降、古馬になってからは一度もオペラオーに先着することはありませんでした。とはいえ、そのナリタトップロードも堅実な走りでファンを魅了し、オペラオーよりも長く現役で走っていました。2002年の天皇賞(秋)でシンボリクリスエスの2着になったときは、馬券を獲ったこともあって、感動したのを覚えています。

 そんな2頭の鞍上が、和田竜二騎手と渡辺薫彦騎手でした。ライバルとして競いあっていましたが、渡辺騎手は12年に引退し、15年から調教師へと転身。昨年から厩舎を開業しています。今年はここまで、昨年より勝ち星の数を増やしていますが、まだ重賞は勝っていません。

■和田竜二騎手が乗るダブルシャープ!

 そんな渡辺厩舎に重賞初勝利をもたらしてくれそうな逸材が朝日杯FSに出走します。それが◎ダブルシャープです。もともとホッカイドウ競馬に所属していましたが、クローバー賞を勝ち、札幌2歳S3着と好走したことで中央に移籍。渡辺厩舎に転厩となったわけです。

 そのクローバー賞では、今回人気の一角となるタワーオブロンドンと競りあい、勝負根性を見せて勝利。続く札幌2歳Sでは、まるでゴールドシップを彷彿とさせる後方からの大まくり。3着になりましたが、ロックディスタウンとは同タイムでした。前走のサウジアラビアRCは6着に敗れるも、向こう正面で他馬に寄られバランスを崩す不利を受けてのもの。

 皆さんも高校生くらいの頃を思い出してください。初めてつきあった彼女と2、3回目のデート。いろいろとデートプランを練っていくわけです。そこで行こうとしていた遊園地が休業していたらどうでしょう。もうどうしたらいいか分からなくなって、ボロボロになる可能性もありますよね。強引ですが、それと一緒です! ただ、ダブルシャープは、大崩れしなかった。そのポテンシャルの高さに驚くばかりです。

 そして、前置きが長くなりましたが、今回、この馬の背中に乗るのが和田騎手。かつてライバルとしてしのぎを削っていた2人が、調教師と騎手としてタッグを組むことになるわけです。これは胸が熱くなりますよね! ホッカイドウ競馬の若手のホープである石川倭騎手からの乗り替わりというのも熱い! 競馬ファンとして、浪漫を追いかけたいですし、馬の実力も十分となれば、ここは期待の◎です。

■今年はダノンの馬が走る!

 対抗は◎も出走していたサウジアラビアRCの覇者であるダノンプレミアム。先行して突き抜け、2着のステルヴィオに0.3差。今のところ世代ナンバーワンと言っても過言ではないと思っています。1週前の調教も、CWでラスト1F11.2という破格の時計。スローになると分かりませんが、平均以上に流れれば圧勝もあるかも!?

 ▲にダノンスマッシュ。1400メートルしか走っておらず距離延長が鍵になりますが、こちらも前走のもみじSで相当強い競馬をしました。スイッチが入ってからの動きは、まるで獲物を追うチーターのような迫力がありました。前々走では阪神も経験していますし、距離さえこなせれば、といったところでしょう。今年はダノンの馬が走りますね~!

 ★はケイアイノーテックです。5か月半の休み明けとなった前走のデイリー杯2歳Sでは、プラス22キロという仕上げ。ただこれ、私のように好きなだけ食っちゃ寝ての繰り返しでブクブク太ったわけではありません。しっかりビルドアップされていました。それでも3着ですから、この馬も潜在能力はピカイチでしょう。

 馬券は◎から馬連流し。○-▲の「ダノン丼」も買いたいと思っています。

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