「北朝鮮木造船」漂着ラッシュの怪

 11月29日、新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)の「火星15」の発射実験を強行した北朝鮮。全米本土を射程圏内に収めた新型ミサイルの登場に、アメリカ国内でも「北へ軍事攻撃を!」の声が高まっている。

 一方、日本では、北朝鮮から流れ着く“漂着船”が激増し、ニュースになっている。通信社記者が言う。「北朝鮮から漁へ出て、日本海沿岸に漂着する木造船が急増しているんです。2016年は66件、15年は45件、14年は65件、北朝鮮籍らしき漂着船がありましたが、今年は11月から12月頭の約1か月間だけで33件確認されています」

 こうした漂着ラッシュは当然、脱北希望者が増えているからだろう。「定期的に弾道ミサイルを発射する恫喝外交は、もはや“綱渡り”状態に。国内も動揺しており、最高指導者の金正恩氏は、最高幹部らの粛清を連発しています。各種制裁も足かせとなり、国民の貧困が急速に進んでいます」(前同)

■金正恩の“漁獲闘争宣言”により、漁船が日本海に!

 国も貧しく、いつ殺されるかも分からない。そりゃ逃げ出したくもなるだろうが、こんな理由もある。「北朝鮮の深刻な食糧不足、ひいては金正恩氏の“漁獲闘争宣言”によって、漁船が日本海に多数、押し寄せて来ているんです」(外交評論家の井野誠一氏)

 国策として、漁獲高を上げようとしているのだ。「例年以上にノルマ達成を厳命し、漁船群を管理。漁獲量の倍増を狙っています。成果を挙げれば“労働英雄”として褒賞金や特別配給がもらえるなど“アメ”も準備されているため、漁師たちも必死です」(前同)

 北朝鮮漁船が日本海東北部に集中している理由は、「北朝鮮は朝鮮半島西方から黄海にわたる海域の漁業権を次々と、中国や台湾に売却してしまったため、日本海東部で漁をしている」(在ソウル記者)

■北朝鮮工作員による“浸透作戦”のカモフラージュの疑いも

 ただ、剣呑なのは、「漁船には、遺体が残されて漂着するものも多くありますが、実はこれ、北朝鮮の工作員による新たな“浸透作戦”のカモフラージュだという疑いもあるんです」(前出の井野氏)

 漁船は陽動作戦で、小型潜水艇などの別ルートで工作員が密かに潜入している可能性があるのだ。「日本が米国と協調して北朝鮮への制裁を強化していることを、金正恩氏は激しく非難しています。弾道ミサイルや核実験による威嚇だけでなく、大量の工作員を送り込み、日本を揺さぶろうと考えている可能性は十二分にあります」(前同)

 監視を怠ってはならない。

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