『陸王』、役所広司&松岡修造の「直接対決」シーンに視聴者クギヅケ!の画像
『陸王』、役所広司&松岡修造の「直接対決」シーンに視聴者クギヅケ!の画像

 12月17日に放送されたドラマ『陸王』(TBS系)の第9話が平均視聴率15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得し、絶好調のまま最終話にタスキをつないだ。第9話では、ラストで展開された役所広司(61)と松岡修造(50)による激論シーンが、多くの視聴者を大興奮させたようだ。

 池井戸潤氏原作の同名小説を原作に、経営難に陥った足袋製造会社の“こはぜ屋”が再起をかけて新シューズ“陸王”の開発に挑む同ドラマ。宮沢社長(役所)が陸王を作るための資金繰りに頭を悩ませる中、前話ではアウトドアメーカー“フェリックス”の御園社長(松岡)が「3億円の資金提供をする」と、こはぜ屋の買収を提案した。

 第9話では、こはぜ屋の買収案をめぐって、宮沢とあけみ(阿川佐和子/64)ら従業員の意見が対立、こはぜ屋内に亀裂が生じてしまう。さまざまな思いを胸に、御園と対面した宮沢は、買収ではなく「業務提携」を提示。これまであまたの会社を買収し、会社を成長させてきた御園に対し、宮沢は「たかが足袋ですが100年作り続けてきた。こはぜ屋ののれんはそんなに軽いもんじゃない」とキッパリ。

 こはぜ屋の未来に対する不安を覚えた宮沢と、あくまで買収にこだわる御園の対話は平行線をたどり、ついには会社の経営方針をめぐって交渉は決裂。御園は何度も顔を引きつらせたり、机を叩くなど、怒りをあらわにしながら「この話はなかったことに!」と席を立った。

 御園の言葉に宮沢社長が激高するシーンなど、お互いの感情をぶつけ合った役所と松岡の熱演に、視聴者はくぎづけに。これまでドラマに出演したことがなかった松岡だが、その演技力に対して高い評価が上がっており、SNSでは「修造さんの演技が上手すぎる。まさか役所さんと渡り合うとは」「役所さんと修造さんのぶつかり合い、何度でも観たくなる」「冬の寒さを忘れるくらい二人の対決が熱いな」といった感想が目立った。

「今回はラストの交渉シーンだけでなく、前半で描かれた宮沢と御園が親交を深める釣りのシーンも見どころの一つ。過去の挫折と妻の死を語る御園の、静かながらも熱い言葉の数々に、宮沢も目を潤ませながら聞き入っていました。今回は役所と松岡の“競演”シーンが大きなポイントになったことは間違いありません」(テレビ誌ライター)

 24日でいよいよ最終回となる『陸王』。こはぜ屋と陸王がたどる結末を、しっかりと見届けよう。

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