「京都は外から追い込んで来る馬を狙え!」 京都金杯で優勝したのが大外から追い込んだブラックムーン。勝ち時計が1分34秒3。レースの上り3ハロンが35秒1。昨年のエアスピネルが1分32秒8、一昨年は1分33秒0。つまり過去10年でも一番遅かったのです。京都の開幕初日で、良馬場のマイル戦の重賞にしては、平凡なタイム。これは能力的なものと言うよりも、馬場コンディションの問題と見ています。

 京都は昨秋の菊花賞の日、記録的な不良馬場に見舞われました。その後、低温等で芝の発育不足。その影響が持ち越して来ていると推測できます。それゆえ、内を通る先行馬よりも、直線外からの追い込み馬から目を離せないのです。

■京都競馬場でG3シルクロードステークス!

 今週は京都で「シルクロードS」です。休養明けをひと叩きしたG1馬セイウンコウセイ。そして絶好調ナックビーナス。あるいは復調ミッキーラブソング。6F戦に矛先を変えて来たロードクエスト。実績からダイアナヘイロー、セカンドテーブル等が有力視されます。

 注目がイッテツです。前走予定していた年明けの中山カーバンクルSは直前で回避。軽度のフレグモーネでした。昨秋の京都で行われた京阪杯で3着。直線大外から1頭抜きん出た迫力で、追い込んで来ました。このパンチ力はまさに成長力。再び京都で楽しみです。

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