早くもG1の前哨戦だ。今週の「根岸S」はフェブラリーSをにらむG3戦。1着馬には優先出走権が与えられる。ただし、馬券的には本番のマイルより東京7Fダート巧者に注目。この舞台こそがベストな2頭を取り上げたい。

■V候補はカフジテイクとキングズガード

 まずはカフジテイクだ。昨年の勝ち馬で、この舞台は3戦して負けなし。レコードに0秒1差の1分22秒0の速い持ち時計もある。典型的な追い込み馬だが、芝並みの上がり3F34秒前半の決め手があり、脚質面の不利を感じさせない。昨秋は南部杯3着、武蔵野S5着、チャンピオンズC7着とマイル以上の距離で成績が上がらなかったが、連覇へ向けて中間は実に意欲的だ。初時計が昨年の12月13日の坂路。大晦日のCWコースを含めて5本の時計を出している。年明けはさらに攻めを強めて4日に坂路55秒3、8日に55秒8。11日のCWコースは6F83秒5の時計が出た。それもレース2週前時点で主戦・福永が騎乗する念の入れよう。480キロ台の馬体は黒光りするほど張りがあり、万全の態勢だ。

 キングズガードもV候補の1頭。左回りコースを苦手にしていたのは以前の話で、経験を重ねて上達。昨夏の中京・プロキオンSではカフジテイクに2馬身差をつけて快勝している。年明けの始動は1月7日の坂路56秒3、11日にも55秒5をマーク。450キロ前後の馬体で、仕上がりに手間取るタイプではない。あと2本追えばきっちり仕上がるだろう。カフジ同様の追い込み脚質だが、末脚に破壊力を増しており、追い込み競演のワンツーまであっていい。

■京都競馬場ではG3シルクロードステークス

 さて、京都でも重要なG3戦が組まれている。シルクロードSはG1高松宮記念につながる一戦。セイウンコウセイ、ダイアナヘイロー、ファインニードル、ロードクエストなど実績馬が出走予定だが、狙ってみたいのがカラクレナイだ。昨秋はローズS14着、スワンS16着と大敗。3連勝でG2フィリーズレビューを制した面影がなかったが、一息入れた今年初戦の京都金杯が0秒3差の6着。休ませたことで、ようやく状態が上向いてきた。

 今回の注目点は何より距離の6F。7F戦で3勝しているが、折り合い面の関係から本質はスプリンターと思えるからだ。前走で騎乗した池添も「短い距離ならもっと切れると思います」とスプリント適性を示唆している。これまで追い込む競馬を徹底させてきたが、前走は好位直後から競馬ができた点も好材料。流れに乗って一気差しが決まる。(日刊ゲンダイ大阪記者)

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