平昌五輪がいよいよ開幕。東アジアで冬季五輪が開催されるのは、1998年の長野大会以来3度目のことです。そこで今回は、開催から20年を数える長野五輪がテーマです。(文中=敬称略)
【Q1】聖火リレーメンバーが記憶に残らない理由は?
五輪の開会式では、誰が聖火ランナーとして登場するのかが大きな注目点となります。長野五輪では、聖火台に点火したのが伊藤みどり(アルベールビル五輪フィギュアスケート銀メダリスト)だったことを記憶している人は多いでしょう。
しかし、伊藤みどりまで聖火をつないだ4名(他に並走者あり)の顔ぶれを明確に覚えている人は、少ないかもしれません。なぜなら、河野孝典(アルベールビル&リレハンメル五輪ノルディック複合団体金メダリスト)以外は、過去の五輪メダリストでも、誰もが知る国民的大スターというわけでもなかったからです。1人は、地雷撤去作業中に右手・右足を失うも、その後、フルマラソンを完走した、クリス・ムーンというイギリス人の社会運動家でした。では、残りの2名に関して、次の中で正しいのはどれ?
- (1)札幌五輪開会日の72年2月3日に生まれた無名のスキー選手2名が務めた
- (2)抽選で選ばれた長野の一般市民男女各1名が登場
- (3)シドニー五輪につなげるため、夏季競技選手2名が選ばれたが、両者ともシドニーには出られなかった
【Q2】長野五輪に出ていない大物選手は誰?
長野五輪には、「メダル獲得はならなかったものの、日本の冬季スポーツ史に残る選手」が何名か出場しています。ノルディック複合団体で、アルベールビル(92年)、リレハンメル(94年)と2大会連続で金メダルを獲得した“キング・オブ・スキー”荻原健司が、その一人。長野では個人4位、団体5位に終わり、3大会連続メダル獲得はかなわず。
また、アイドル的人気を博したモーグルの上村愛子は、長野五輪のときは18歳。長野育ちの彼女は、7位入賞と健闘しました。彼女はそれ以降、ソルトレークシティ(02年)、トリノ(06年)、バンクーバー(10年)、ソチ(14年)と、5大会連続で五輪に出場しています。では、次の中で長野五輪に出場していない有名選手は次のうち誰?
- (1)葛西紀明(ジャンプ)
- (2)橋本聖子(スピードスケート)
- (3)荒川静香(フィギュアスケート)