中日・松坂大輔&日ハム・清宮幸太郎「球界2大スター」の現在地の画像
中日・松坂大輔&日ハム・清宮幸太郎「球界2大スター」の現在地の画像

 現役選手の中で世間の注目を最も集めているのが、セ・リーグでは中日に入った松坂大輔、パ・リーグでは日本ハムの清宮幸太郎であることは間違いない。「話題性、集客力は抜群の2人。グッズ売り上げだけでも、両球団は十分元が取れるはずです」(デスク)とはいうものの、メジャーを経験したレジェンドと高校球界の大スターという新旧“甲子園の怪物”にファンが求めるのは、やはり試合での雄姿だ。2人は、期待に応えるだけの活躍を見せられるか。

■ソフトバンク時代が脳裏をよぎり…

 まず、今季が正念場の松坂。彼の復活を心待ちにするファンは、数多くいる。だが、そんな願いを知ってか知らずか、松坂は2月9日にブルペン入りしてからオフを挟み、14日まで5日間も投球練習せず。キャンプでは右肩への負担をかけ過ぎないようにするために、球数を制限しているのだという。松坂本人は「考えがあってのことです」と不安がないことを強調するが、少し投げれば壊れてしまうような“ガラスの肩”で大丈夫なのか? 3年で12億をもらいながら1度しか1軍登板がなかった暗黒のソフトバンク時代が脳裏をよぎり、ややモヤモヤした気分になってしまうが……。「3年もろくに投げていない選手を“復活します”なんて断言できません。ただ、1ポイント、1イニング限定のような使い方をしたり、先発させても5回あたりで勝ち投手の権利を得たら、すぐに代えたりするような使い方を少しずつ進めていけば、復活の可能性がなくはない。それでも“痛がり”が始まったら、それで終わりですけどね」と江本氏は辛口に語るが、我々はもう一度、マウンドで躍動する“怪物”を見たいのだ。ぜひ、意地を見せてほしい。

■沖縄キャンプで真価が問われる

 一方、昨年のドラフトで最も注目された清宮幸太郎は、早くもつまずき気味。「最初は守備練習をやらせたけど、ひどかった。もともと守備はうまくないと評判だったが、今のままじゃ怖くてファーストにも使えない。DH専門になりかねないが、高卒ルーキーがDHっていうのもねえ。基礎から鍛え直さないといけないかもな」(球団関係者)

 清宮自身は「自分は打撃が専門なので打撃を見てほしい」と言っているともいうが、右手親指のケガのため打撃練習もままならず、13日に行われた紅白戦も、出場はしたものの「代走」に留まっている。「プロの球を相手にどれだけやれるかは、まったくの未知数。彼のバッティングを論じるのは、本格的打撃練習やオープン戦が始まるまで不可能です」(江本氏)

 どうやら、その真価を云々するのは沖縄キャンプからになりそうだが、栗山監督は、「打ち始めればみんなが驚くもの(結果)が出る」と、あくまで強気。2人には、モヤモヤを吹っ飛ばす活躍を望みたい!

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