卒業式の思い出が恐怖に!? 第2ボタン「恐ろしき呪い」

 卒業シーズンがやって来た。学生にとっては、それまでの出来事や別れのせつなさが胸に染みる日だ。読者の皆さんの中にも、好きな相手に思いを伝えたり、逆に告白されたりした甘酸っぱい思い出がある人もいるだろう。

 そんな卒業式でよく見られるのが、女の子が、好きな男子の制服の第2ボタンをもらいに行くという光景だ。この風習の由来は諸説ある。第2次世界大戦中に、戦地へ旅立つ若い軍人が思い人に軍服の第2ボタンを渡したという説や、昭和30年代に作られた映画のシーンに、そういうものがあり、それが広まったという説などがある。由来はともかく、もはや日本中で行われる卒業式の1コマになったのは間違いない。

 しかし、呪術的に見ると、この風習は少しばかり危ういものだという。「実は呪術の中には感染呪術というものがあります。これは、もともとは同じものだったり、もともとは接触していたもの同士は、それぞれに離れて別に存在するようになっても、相互に影響しあうという考え方に基づいています。恨みのある人を呪う際に人形の中に髪や爪を埋め込んで釘を打ちつけるというものや、恋の呪術で相手の大切にしていた持ち物に願を掛けるというものなど、そんな呪術や魔術は古今東西、至る所でみられるのはご存じの通り。そう考えると、まさに第2ボタンを渡すというのは、呪術に使う道具を相手に渡していることに他なりません。制服のボタンは毎日触れるものであるうえに、特に第2ボタンは命の源である心臓に近い部分にあり、呪術に使うには最適なものなんです」(占い、呪術などのオカルトに詳しい民俗学者)

 もし、第2ボタンをもらった女の子が、そのボタンを呪術的に使ったとしたら、男性に少なからず影響を及ぼしてしまうわけだ。「特に女性の恋愛に関する思い込みは、かなりのエネルギーがあります。その力を、恋の成就に使うならまだしも、悪意を持って使ったなら、恐ろしい事態を招きかねません」(前同)

 もし、あなたが学生時代、女の子に第2ボタンを渡していたとしたら……。そして、どこかで、その女の子から恨みを買っていたとしたら……。誰か、あなたに恨みを持つ人物の手に渡ったら……。甘酸っぱい思い出が、とても苦い思い出に変わってしまうかもしれない。

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