３月１６日放送の『金曜★ロンドンハーツ』（テレビ朝日系）に、お笑いタレントの出川哲朗（５４）が出演。ロンドンブーツ１号２号の田村淳（４４）にドッキリを仕掛けられ、思わず感嘆する場面が見られた。
この日の出川は、ロンブー亮に、ニセＣＭを撮るドッキリでだます仕掛け人として登場し、その様子がＶＴＲで紹介された。出川は亮をだましてスタジオで上機嫌だったが、実は出川には淳が同じようなニセＣＭのドッキリを別に仕掛けており、その顛末がVＴＲで明かされることになった。
ニセＣＭの撮影現場へやって来た出川。別室でモニタリングする淳は、仕掛け人のＣＭ監督に「かけ声の合図は、ちょっと声高めで。出川さんの耳がピクンとなるような感じで」と無線で指示すると、監督は甲高い声で出川に合図を出し続けた。そんな監督の様子に不信感を抱いた出川はドッキリを疑ったのか、近くにいた音声スタッフに「これ『水曜日のダウンタウン』（ＴＢＳ系）？」と、別番組の名前を出して、確認。これに対し、音声スタッフは「『水曜日のダウンタウン』って何ですか？ やったことないです」と、その場を取り繕ったが、出川の疑いは晴れないままＣＭ撮影は進んだ。
予想外の展開となってしまい、「なかなか手ごわくなってきましたね」と、ドッキリの失敗を心配する淳。出川のマネージャーに確認したところ、「以前、『水曜日のダウンタウン』で“ニセＣＭドッキリにいつ気がつくか？”みたいな検証をしたことがあって、それだと思ってるかもしれない」という報告が寄せられ、淳は予定していたドッキリの仕掛けをいったん取りやめることを決断した。
その後、撮影が進み、それまで薄ら笑いを浮かべて半信半疑だった出川は、本物のＣＭ撮影だと信じ始めたのか真剣な表情で撮影に臨むようになった。その様子を見た淳は「出川哲朗が“ドッキリではないな”と思い始めた瞬間です。“これは本当のＣＭだな”と思って、絵コンテに再び目をやり始めました。我々の勝利です」と高笑いした。
その後は淳のペースで進み、淳のおもちゃになった出川はアドリブでダンスを披露するなど、無茶ぶりも必死にこなしていった。そして、約６時間にも及ぶ撮影がようやく終了すると、出川は「いやー、もう忘れられない現場になりました。なぜみんな、この監督に誰もツッコまないのか？」「強烈でした」と感想を漏らし、満足げに撮影現場を後にした。
ＶＴＲが終わり、スタジオですべてを知った出川は「いやー、やっぱりロンハーすごいわ、あっぱれだわ。本当に。これ、たぶん言っちゃダメなんだろうけど、やっぱ俺、（ドッキリを）かけるより、かけられるほうが似合ってるよね」と自虐コメントを口にし、淳ら共演者の笑いを誘っていた。また、実際にドッキリで撮ったシーンをつなげて完成した『金曜★ロンドンハーツ』のオリジナルＣＭを見せられると、淳とスタッフ陣のアイデアや労力に、「ドッキリって深いね」と感心していた。
「これまでも『ロンハー』のドッキリは、かなり手が込んでいましたが、最近は１か月以上も隠しカメラを回すような、大がかりなものになってきています。出川も警戒しているんでしょうが、ここまでされると、さすがにだまされちゃいますよね」（芸能誌記者）――芸人の素顔が見られて興味深いです！
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