高野苺新連載はコブクロ楽曲とのコラボ「月刊アクション」で予告掲載の画像
※画像は月刊誌『月刊アクション5月号』より

 3月24日に発売された月刊誌『月刊アクション5月号』(双葉社)で、同誌6月号から『orange』の高野苺氏が「コブクロ」とコラボレーションした新連載『君になれ』をスタートすることが発表された。

 2015年12月に公開された映画『orange-オレンジ-』に主題歌『未来』を提供しているコブクロ。これは高野氏が原稿執筆中に繰り返し聞いていたことから、高野氏が直々にオファーしたことで完成された楽曲。その後は、コブクロが原作マンガ『orange』からの選りすぐりのシーンを集めたミュージックビデオを発表するなど、コブクロの世界観との相性の良さは高野ファンにもおなじみとなっていた。

 そして2017年にライブツアーで新曲『君になれ』を発表したコブクロは、今度は高野氏に楽曲をもとにしたマンガの製作をオファー。アーティストの楽曲から連載をスタートさせるのは初の試みだったが、高野氏はこれを快諾。楽曲からイメージを読み取り、ゼロから物語や登場人物を作り上げたという。

 24日発売の『月刊アクション5月号』に掲載された予告によると、『君になれ』は軽音部に所属する高校3年生・足永太陽(あしえたいよう)を主人公とする物語。4月25日に発売される『月刊アクション6月号』に掲載される第1話は、センターカラーで59ページに渡って幕を開けるという。

 2015年12月に実写映画、2016年7月にテレビアニメ化、同年11月にはアニメ映画公開と、さまざまなメディアミックスで社会現象を起こした『orange』の高野氏。新連載でどんな世界を描くのか、注目が集まる。

■高野苺氏によるコメント

 今も夢の中にいるようで、まさか自分の人生にコブクロさんへ繫がる道があるとは夢にも思わず、とても感激しています。でもそれまでの道は本当に険しくて、辛くてコブクロさんの音楽しか聴けない時期や、新曲が出るのをただただ楽しみに頑張る日々がありました。

 そして『orange』で「未来」とコブクロさんに出会えた事、「君になれ」で再びコラボさせていただける事、とても嬉しくて涙が止まりません。いつも慎重な私ですが、今回お話をいただいてすぐ「できる」と思いました。それはコブクロさんの音楽をずっと聴いてきて、同じ想いがあったり、共感する気持ちが強かったから、漫画でも表現できそうな気がしました。これまで助けていただいた恩返しがしたいです。

 この漫画を描くために生まれてきたんだと思っているほど、気合は十分です。「君になれ」に込められた想いを大切に、漫画もたくさんの方に届けられるよう、全力で描いていきます。

■コブクロによるコメント

 2015年に、「未来」という楽曲で「orange」とコラボレーションさせて頂いて以来、高野先生は、コブクロのツアーに何度も足を運んで下さいました。 ライブの後には、楽屋で真摯にライブの感想を聞かせてくださるのがいつも嬉しかったです。

 昨年のツアーの一曲目に歌っていた未発表新曲が「君になれ」でした。もう一度、高野先生と何か作品でご一緒出来たら、と思っていたタイミングで、このコラボレーションが浮かび上がってきました。とても自然な流れで、お互いがお互いの作品に込めた思いを語り、こうして実現しました。

 僕(小渕)の幼い頃の夢は、漫画家になることでした。まさかこうして、自分の音楽が、漫画として命を吹き込まれるとは、と夢を叶えて頂いたような気持ちです。漫画「君になれ」の今後の展開を、誰よりも楽しみにしています。

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