会社でも学校でも、“同期”の仲間とは特別な結びつきが生まれるものです。今回は、各界の“同期の桜”がテーマです。
■【Q1】怪物・江川卓の幻の同期は?
1977(昭和52)年のプロ野球ドラフト会議の最大の目玉は、怪物・江川卓(法大)でした。結果、クラウンライターライオンズ(現・埼玉西武)が交渉権を獲得します。ところが、巨人入りを望んだ江川は入団を拒否。野球留学をする道を選びます。この年のドラフト対象となった新人、つまり江川の幻の同期入団選手には、後に第一線で活躍する選手が少なくありません。特に捕手の当たり年で、袴田英利(ロッテ)、達川光男(広島)、山倉和博(巨人)と、各球団の正捕手となる新人が3人もいました。さて、もしこの年に江川がプロ入りしていたら、投手では誰と同期となっていたでしょうか?
- (1)川口和久(広島)
- (2)小松辰雄(中日)
- (3)池田親興(阪神)
■【Q2】石原慎太郎、大松博文、横山ノックの同期は?
参議院議員選挙には、「比例代表制」が採用される以前、「全国区制」がありました。定数が多く(50年以降は改選数は50名ずつ)、有権者は多数の立候補者の中から、投票用紙に個人名を1つ記入する形式でした。候補者は全国で選挙運動を展開しなければならず、コストがかかることから、全国区制は大組織がバックについている候補が有利になる傾向がありました。
また、もともと知名度があるいわゆる“タレント候補”も強さを発揮しました。といっても、全国区制開始当初(47年)から他ジャンルの著名人がズラリと立候補したわけではありません。多数が一気に立候補した「タレント候補時代」の幕開けといえるのが、68年の参院選です。ここでは、芥川賞作家の石原慎太郎、僧侶で作家の今東光、“東洋の魔女”の監督だった大松博文(以上自民党)、ジャーナリストの上田哲(社会党)、お笑いタレントの横山ノック(無所属)らが立候補し、当選を果たしています。このタレント議員一期生ともいえるメンバーには、もうひとり大物がいます。さて、それは次の誰?
- (1)青島幸男(放送作家・タレント)
- (2)宮田輝(アナウンサー)
- (3)山口淑子(女優)
■【Q3】中3トリオの中で同期でないのは?
斉藤由貴、中山美穂、南野陽子、浅香唯、本田美奈子(当時)、おニャン子クラブ……これらの面々は、いずれも85年にデビューしたアイドルたちです。
その以前の新人アイドル豊作年として知られるのが82年。中森明菜、小泉今日子、堀ちえみ、石川秀美、早見優らがデビューし、前年秋デビューの松本伊代も含め、“花の82年組”と呼ばれました。
そこから約10年前の70年代初頭にも、多くのアイドルが世に出ています。それを象徴するのが、当初“花の中三トリオ”と呼ばれた3名でしょう。同格扱いを受けていた彼女たちですが、実は全員が同期ではありません。では、ひとりだけ違う年にデビューしたのは誰?
- (1)森昌子
- (2)桜田淳子
- (3)山口百恵