「皆さん、よく“50歳まで”という話をすることが多いですけど、僕は最低50歳と言っているので、そこは誤解しないでほしいです」 3月9日、古巣シアトル・マリナーズへの復帰会見で、“最低50歳”まで現役を続けることを高らかに宣言したイチロー(44)。「開幕からレギュラーで起用される可能性の高いイチローは、マリナーズ史上最高齢の安打記録(43歳218日)を更新することは間違いない。同リーグ同地区のエンゼルス・大谷翔平(23)との対決も楽しみですね」(スポーツ紙記者)
そんなイチローに先がけて、50代で現役選手を続けているのは、“キングカズ”ことJ2・横浜FCの三浦知良(51)である。「最高齢プロサッカー選手であるカズは、横浜FCでの13年目のシーズンを迎えました。3月11日には、愛媛戦に後半38分から途中出場し、Jリーグの最年長出場記録を51歳と13日に更新。得点こそなりませんでしたが、終了間際に、カウンター攻撃の起点となり、今季ホーム初勝利に貢献しました。昨年、50歳14日で更新したJリーグ最年長得点記録の更新もありえます」(専門誌記者)
■スポーツ界のレジェンド、筋肉のコンディションの重要性
まさに“不死身”のスポーツ界のレジェンドたちだが、なぜ、この2人だけが現役を続けられるのか?『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で知られる、ノンフィクションライターの増田俊也氏は、彼らの“筋肉”に注目する。「骨や靱帯はつなげばどうにかなりますが、筋肉はそうはいきません。年を重ねると、古いゴム製品がひび割れていくように、筋肉は柔軟性を失い、パフォーマンスが衰えていきます。全盛期のままとは言えないまでも、ここまで現役を続けられるのは、筋肉のコンディションを維持することの重要性を、早くからよく理解し、十分に備えてきたからこその現在があるのでしょう」
この意見に頷くのは、スポーツトレーナーだ。「カズは、1日8キロ強の走り込み中心の自主キャンプを14年間続けています。また、練習ではスピードのある若手選手に食らいつくことで、己の限界を超えようと肉体をいじめ抜いてます。一方のイチローは、筋肉をつける筋トレではなく、関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を保つストレッチを中心とした“初動負荷トレーニング”で、その肉体を維持しているんです」
■2人の顔相を観ると…
一方、2万人を鑑定した占い師の小野十傳氏は、2人の顔相をこう観る。「漢方では、髪の毛は“血与”と呼ばれ、豊かな血液の活動=若さの象徴と言われています。2人とも、頭髪に白いものが目立ちますが、特にカズさんは、毛量が豊富で精力がみなぎっているように見えますから、まだまだ活躍できますよ。イチローさんは、全体的にやや薄くなっており、体力的には厳しい現実に直面しそうですが、彼のように耳がピンととがった人は、動物的な勘に優れており、体力の衰えをある程度、カバーできるでしょう」
また、イチローは弓子夫人、カズはりさ子夫人との関係が良好そう。中高年の星2人の活躍に期待しよう!