吉高由里子
吉高由里子

 4月18日にドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第2話が放送された。感動のストーリーが描かれた一方、その展開にはネット上ではツッコミが相次いでしまったようだ。

 横浜地検で働く検事の主人公、竹村凜々子(吉高由里子/29)の奮闘を描いた同作。第2話では、凜々子が初めて殺人事件を担当することになった。取り調べが始まると、被疑者の町田かれん(財前直見/52)は、「夫から手を上げられそうになったから、とっさに抵抗しただけで」と事故であることを主張。「まさか死んでしまうなんて」と夫のDVを訴え、涙ながらに殺意を否認した。

 取り調べが終わると凜々子は「なんだか気の毒ですね」と同情するが、事務官の相原勉(安田顕/44)は「どうも信用できませんね」と疑問を抱いている様子。被疑者には1年前に家を出た、まりあ(矢作穂香/21)という19歳の娘がいるが、現住所は分からず、連絡もまったく取っていないという。相原は「19歳の娘の居場所が分からないなんて母親としてどうかと」と、娘が家出をしても気に留めていない被疑者がウソをついているのではないかと、引っかかりを感じていた。

 その後、捜査を進めていると被疑者のSNSアカウントが判明。被疑者はインスタグラムのようなSNSで、たった1人のユーザーをフォローしており、ユーザーを確認すると娘のまりあであることが明らかになった。被疑者は正体を隠しながら、SNSを通して1年前に家を離れたまりあに励ましのメッセージを送り続けていた。この事実を凜々子らに知らされ、感動したまりあは「母に渡してほしい」と手紙を託し、それがきっかけで、被疑者は事件の真相を自白することになった。

 作中では、感動シーンのように描かれたこの場面だが、視聴者からは「絶対嫌だ!」という声が続出。「いつもコメントくれるのが母親とか嫌だ」「ドラマでは美談だけど現実だったら悲劇」「アカウントの親バレなんて恥ずかしすぎる」「ちょっと引いた」「全然感動的じゃないぞコレ」「家出娘が母にアカウント監視されてたなんて知ったら余計こじれそう」と、SNSにはツッコミが続出した。

「第2話平均視聴率9.9%を獲得し、初回の11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)から好調をキープしました。主人公に少し都合の良い展開が多い気もしますが、1話完結型で、お奉行さながら事件を解き明かす主人公の姿には、スッキリすると好評のようです」(テレビ誌ライター)

 4月25日放送の第3話では凜々子が結婚詐欺事件を担当することに。どう事件をさばくのか、楽しみにしたい。

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