藤田ニコルに「心がギュッ」、視聴者の心を打った“素の表情”

　５月２０日放送の『情熱大陸』（ＴＢＳ系）は、モデルの藤田ニコル（２０）に密着。取材の中で藤田が見せた“素顔”が、多くの視聴者の心を打ったようだ。

　同番組では、藤田が一人で暮らす自宅マンションに帰宅した様子を取材。１８歳の頃から一人暮らしをしているという藤田は、最近２ＬＤＫの広いマンションに引っ越したばかりだという。しかし、藤田は「なかなか寂しいよね」「この広さにしなきゃよかった」と、心細さをにじませていた。

　部屋には生活感がなく、藤田は食事と寝ることくらいしかやることがないと発言。この日もデリバリー弁当を食べ終えると、「何しよっか」「やることなくなっちゃった」とスタッフに語りかけた。

　スタッフから将来の展望を聞かれた藤田は、「今ある仕事はちゃんとやりたい」「でも、そんなのいつ終わるか分かんない」と現実的なコメント。さらに「今、必要とされる分だけ頑張りたい」と、まじめな一面をのぞかせた。

　その後、カメラマンは無言のまま、彼女の顔だけを撮影。しかし、それに気まずさを感じたのか、藤田は「何か話してもらっていいですか？」と照れ笑い。それでもカメラマンは無言で彼女の表情を映し続けたが、藤田はときおり寂しそうに見える表情や、困ったような表情をして、それでも「そんな放置プレイのしかたありますか？」と明るくツッコんでいた。

　そんななにげないシーンだったが、視聴者には素顔の藤田が伝わったようだ。ネットには「ただ表情だけを長回しすることで、彼女の人間性を見せつけてくる演出方法にちょっと感心した」「マンションでのシーン、なんかこっちが泣きそうになってしまった」「部屋でカメラ向けられ、どうしたらいいのか分からず、とまどっている姿に心がギュッてなった」「いつも周りの期待に応えているから、家でじっと撮られているときの困った表情が本音を出していた」など、多くの反響が上がった。

「番組の中では、藤田ニコルが気配り上手で、まじめな性格であることがうかがえました。その原点には複雑な家庭環境があると本人も語っていて、過去には両親の離婚や中学時代のいじめなど、つらい経験をたくさんしているそうです。また、かつてはモデルの仕事をしながら、居酒屋でアルバイトもしていたそうで、そこでも“いつでもニコニコしてとにかく愛想をよくしなさい”という母の教えを守って、接客していたことを雑誌のインタビューで明かしています」（芸能誌ライター）――大人の一面に感動。