【G1日本ダービー】皐月賞は流れが向かず惨敗のオウケンムーン「今週の決断」

　今年のダービーは見えない部分が大きい。上位人気が予想されるダノンプレミアムは、挫跖で皐月賞を回避し、順調さを欠いている。ブラストワンピースも実力は認めるも、毎日杯からのローテーションというのは信頼を置きにくく、△までの評価に留める。

　平成最後のダービーは、皐月賞からの「王道組」を狙いたい。その皐月賞は重馬場で行われ、さらに３頭がハイペースで飛ばす特殊なレース展開になり、力を出しきれない馬がいた。それが◎オウケンムーンだ。スタートで出遅れた時点で、選択肢が限られてしまう。ロスがないよう内を回り、最後の直線も有力馬が真ん中から外に進路を取る中で、インを突く。終始、荒れた馬場を走ったのが堪えたのか、伸びることなく１２着と惨敗。だが、敗因がはっきりとしている以上、度外視していい。もともと共同通信杯で鋭い反応を見せているように、広い東京向き。加えて、血統的にも父オウケンブルースリ×母父エリシオと、２４００メートルの距離適性も抜群だ。買い材料がそろっているのに、二桁人気の可能性もあり、妙味は十分。

■ステルヴィオやジェネラーレウーノにも注目

　対抗以下も皐月賞組が中心。まずは４着だったステルヴィオ。ロードカナロア産駒なので、距離延長が疑問視されているが、東京は確実に向く。末脚が爆発すれば、頭まであると見ており、対抗評価にする。▲には、先行して粘って３着のジェネラーレウーノ。未勝利戦の勝ち方から、東京のほうが走りやすそう。２週前調教の走りからも、状態はさらに上向いている。

　以下、別路線組のゴーフォザサミット、ステイフーリッシュを押さえに回す。馬券は◎-○の２頭軸で３連複、３連単流し。ダノンプレミアム、ブラストワンピースが入っても万馬券必至だ。

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