5月23日、ドラマ『正義のセ』(日本テレビ系)の第7話が放送。保育園園長の不正によって発生した園児の事故に対し、事務官の相原勉(安田顕/44)が怒りを見せるシーンが、多くの視聴者を感動させたようだ。
このドラマは、駆け出し検事の竹村凜々子(吉高由里子/29)の成長を描く物語。今回凜々子は、保育園で園児が遊具から落下し、大ケガを負った事故を担当することになった。
バツイチで娘と別居している相原は、被害者が子どもということで熱くなっている様子。その後、凛々子と相原が捜査を進めるうちに、事故が起こった当日は保育士が1人しかいなかったことが発覚する。
さらに捜査を進めると、保育園では日常的に保育士1人で子どもたちを見ていたことが判明。保育園の園長は保育士の数を水増しして申告し、補助金を不正受給していた。
今回の事故の背景には、園長が行った詐欺行為があったことが分かり、子を持つ父として相原は憤慨。園長に対し、「あなたはお父さんやお母さんが、どんな思いで子どもたちを預けているか考えたことがありますか」と切り出し、「本当は1分、1秒でも一緒にいたい」「でも寂しい思いをさせてごめんね、と思いながら毎日頑張っているんです」と、親の気持ちを代弁。さらに「あなたは不正受給した補助金で私服を肥やしていた」「そのせいで子どもたちを、その親御さんたちを傷つけた」と涙を浮かべながら訴えた。
そんな相原のセリフは、多くの視聴者の心を打ったようだ。ネットには「相原事務官の言葉が響きます」「同じ子を持つ父親として、こっちまで泣いてしまった」「相原さん、良いパパだ」「相原のせいで気持ちが高ぶって眠れなかった」「うちの子が保育園に行っていた頃を思い出すなぁ」といった、共感した視聴者からのコメントが多数上がっていた。
「今回のテーマは、保育士不足という社会問題を背景に、実際に起こりうるような犯罪が描かれました。検事ドラマらしい社会問題に切りこむエピソードだけに、多くの視聴者から反響があったようですね」(テレビ誌ライター)――相原事務官のセリフに胸熱!