6月10日放送のテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)の中で、まる子のお小遣いの額が明らかになった。その金額が、ネットで物議を醸したようだ。
この日放送された「まる子、自分にごほうびをあげたいの巻」というエピソードでのこと。お姉ちゃんが、自分へのごほうびにショートケーキを購入。たまちゃんもピアノが上達したごほうびに、自分で欲しかった消しゴムを買ったという。
テスト勉強に苦戦するまる子は、そんな二人の話を思い出し、「この際だし、まる子もやってみようかな」と、自分へのごほうび作戦を思い立つ。
さっそくまる子は、テスト勉強をそっちのけで、お小遣いの計算を開始。「今日のお小遣いをとっといて、明日の分と合わせると60円だから、アイスなら2本も買えるよ」「待てよ、匂いつきの消しゴムは100円だから、4日はお小遣い使えないのか」など、頭を悩ませていた。
この発言から、まる子のお小遣いは1日30円と判明。そしてアニメの時代背景や当時の物価に対するさまざまな感想が上がっていた。ネットでは「アイスが30円で、プリンの素が50円か、良い時代だ」「1日いくらってお小遣いもらってたの懐かしい」など、当時を懐かしむコメントもあった。
また、中には、小学3年生のまる子のお小遣いの額に言及する意見も。「1日30円はもらいすぎ。月900円だよ。この時代に900円は多い」「週に100円くらいでちょうどいい」といったコメントも上がっていた。
『ちびまる子ちゃん』(集英社)は、作者のさくらももこ氏の幼少期をモデルに描かれ、約40年前の日本を舞台としている。ちなみに、日本銀行が公表している資料によると、昭和50年の消費者物価指数は現在の約1.8倍。つまり、まる子が1日にもらっていた30円は、今だとだいたい54円くらいということになる。高い? それとも安い?