寂しいメンバーになった印象の宝塚記念。ファン投票1位のサトノダイヤモンドも調教過程を見ると、絶好調時の姿とはほど遠い。菊花賞馬のキセキにしても、折り合いに不安を抱える。日本馬の上位人気が信頼を置けないのであれば、香港馬のワーザーを狙いたい。香港でG1を4勝と実績は十分。しかも、トップクラスの日本馬を何度も撃破している。2016年のクイーンエリザベス2世カップでは、好位から伸び、ラブリーデイを楽々と退けた。昨年末の香港カップでは、タイムワープの楽逃げを許して2着。ただ、ネオリアリズム、ステファノス、スマートレイアーなど、日本馬には先着していた。

 過去のレースを振り返ると、どんな展開でも伸びてきているが、道中のラップが緩んだ“ロングスパート合戦”のほうが合っている。その点、タフな底力勝負になりやすい宝塚記念は、適性がありそうだ。前哨戦(G3)は、鼻出血による出走停止明けで3か月ぶりのレースで、明らかに叩き。明らかに合わないマイル戦からの距離延長は、この陣営の“必勝パターン”。60キロからの斤量減、H・ボウマン騎手の騎乗と買い材料しかない。ここは自信の本命だ。

 対抗にはサトノクラウン。里見治オーナーによれば、前走のドバイシーマクラシックでは、鞍上のJ・モレイラ騎手がレース前に「勝つ自信がある」と言っていたほど状態は抜群だったという。ところが、ゲートで隣の馬が立ち上がったり、道中でぶつけられるなどの不利が重なり、不完全燃焼に終わった。昨年の覇者を甘くみてはいけない。

 ▲にヴィブロス。宝塚記念は牝馬がよく走る。福永祐一騎手にも注目したい。馬券は◎の単勝、1着固定の馬単で勝負!

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