『サザエさん』、父の日エピソード「まさかのバッドエンド」に騒然！

　６月１７日放送のアニメ『サザエさん』（フジテレビ系）で、“バッドエンド”のエピソードが登場し、ネットで大きな話題となったようだ。

　この日放送された「忘れられた波平」というエピソードでのこと。“父の日”を間近に控え、波平はその日を心待ちにしていた。ご機嫌の波平は、カツオが盆栽を割ったことを知っても怒らず、「何だそんなことか。カツオ、ケガをしなくてよかったな」と、逆に優しい言葉をかける。

　そして父の日当日。波平は落ち着かないのか、いつもより早起きをして、家の掃除をはじめる。家族の反応をうかがう波平だったが、みんなはいつもと変わらない様子。

　サザエは「父さん、父の日を気にしてるみたいね」と気づくが、家族で“父の日のサプライズ”を計画していたため、準備が終わるまで波平には内緒にしていた。

　その後、子どもたちが折り紙で飾りを作っていると、波平が「わしも一緒に入れてくれんか？」と登場。これを見たワカメは「あっちでやりましょう」と、波平を無視して部屋から出ていってしまう。さらにマスオも波平の囲碁の誘いを断り、「すみません、ちょっと用事がありまして」と足早に立ち去る。

　しまいには、波平は自分から父の日をアピール。これにも子どもたちはそっけない態度を返し、波平は「むなしいなぁ……」と意気消沈。結局、父の日のサプライズパーティを待たずに、一人で屋台へ飲みに出かけてしまった。

　そんな波平の悲しすぎる姿に、視聴者は衝撃を受けたようだ。ネットには「えー、まさかのバッドエンド……」「波平がかわいそうすぎて泣けてきた」「普通に心が痛むだけの回じゃねえか」「ただただ波平が気の毒なだけだった」など、波平に同情するコメントが続出していた。

　実は、波平を喜ばせるために、カツオはテスト勉強を頑張って高得点を取り、サザエとフネは波平の大好物の料理を用意。ワカメとタラちゃんとマスオも、それぞれプレゼントを用意していた。来年の父の日こそは、ぜひハッピーエンドを期待したいものだ。