事件、事故…そのとき現場に居合わせてしまったアノ芸能人

 6月9日に、東京から大阪に向かう新幹線の車内で、乗客3人が刃物で殺傷され世間に衝撃を与えた。そんな新幹線で、事件があった隣の車両に乗り合わせていたのが、女性落語家の桂ぽんぽ娘。9日夜から自身のツイッターに「“血がついた。”“人が刺された。”。逃げてきた人が叫ぶ」「通路血まみれ」「まだ心臓バクバクしてる。とてもこわい」と、現場の様子や、恐怖が入り混じった心情を投稿していた。新幹線内で起きた殺傷事件に「もし自分が現場にいたら……」と考えさせられた人も多いだろう。彼女のように、事件や事故の現場に居合わせた、あるいは巻き込まれそうになったという芸能人は意外と多い。

 歌手で俳優の中条きよしは、1974年に発生した日航機ハイジャック事件に巻き込まれた。伊丹空港発、羽田空港行きの飛行機が男に乗っ取られた事件である。犯人は操縦席に入ったため、顔は見ていないそうだが、当時の中条は名前が売れ始めた頃だったため、殺されるのは自分が最初かもしれないと、尋常ではない恐怖を感じていたという。ちなみに、飛行機は羽田に着陸後、再び離陸し名古屋空港へ。そこで犯人は逮捕された。

 そのとき、ハイジャックされた飛行機には、タレントのなべおさみも乗っていた。機内の乗客たちは、操縦席に入った犯人以外にも「乗客の中にも仲間がいるのでは?」と疑心暗鬼の状態だった。そんな中、すでに有名人だったなべが「犯人ではない」ということは明らかなため、なべは機内で水を配ったり、赤ん坊にカーテンの布をかけたり、ドアを開けて乗客を誘導するなど、率先して働いたそうだ。

 一方、危うく大事故に巻き込まれそうになったのは、明石家さんま稲川淳二。二人とも、520名が死亡した、85年の“日航ジャンボ機墜落事故”で墜落した123便に搭乗する予定だったが、直前の予定変更で事故に遭わなかった。稲川は、当日東京での番組収録後、123便で大阪入りする予定だったが、体調が悪くなり、朝一番の新幹線で大阪入りをするというスケジュールの変更があった。さんまは、大阪でラジオの生放送に出演するため、123便を利用する予定だったが、当時レギュラー出演していた『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の収録が早い時間に終了し、1つ早い飛行機に変更したため、難を逃れた。

 自分に原因のない事件や事故に居合わせる可能性は、誰にでもある。巻き込まれた人たち、残された遺族の悲しみはいかばかりだろうか。今後、このような事故や事件が起こらないことを祈るばかりだ。

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