「フジテレビの『世界の村のどエライさん』が不振続きで、今秋、番組開始わずか9か月で打ち切られることが決まったようです。司会を務める千鳥のノブ(38)は初回収録時点から“これはヤバイ”と周囲の芸人仲間にボヤいていたみたいですね」(放送作家)
2016年12月に最終回を迎えた『SMAP×SMAP』、2017年12月に終了した『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』から引き継ぎ、今年の1月15日から月曜夜10時に放送されている同番組。だが、初回平均視聴率4.1%、第2回が3.3%、第5回は2.1%を記録するなど(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、番組はスタート時から苦戦していた。
「人気絶頂の千鳥、今をときめくミュージカル俳優の山崎育三郎(32)をMCにした番組で、“世界のすごい人”をVTR形式で紹介するという、他局の高視聴率番組の“いいとこどり”をしたような番組だったのですが、思った以上に数字が伸びず。ネットでも“パクリ番組”“どこかで聞いたような企画”と厳しい感想が並んでいました」(前出の放送作家)
番組の低視聴率については千鳥本人も嘆いており、今年3月に放送された『金曜ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では自らその件について言及。出演者の有吉弘行(44)から番組について「すごい人気だって聞いてる」と話を振られたノブは「まず見ないやろ!」とツッコミ。それを聞いて周囲から「見てる」「見てるよ」とフォローされても「誰も見ないよ!」と嘆いていた。
■初回収録でこぼしてしまったノブの嘆き
ノブのこうした嘆きは初回収録時からあったと、放送作家は言う。
「この番組は関西テレビの制作。『スマスマ』枠ということで、関テレとしてもそうとう気合が入っていたようで、初回の収録時には幹部がズラりと顔を並べて千鳥たちに“社運をかけた番組です”とあいさつをしたそうなんです。そして、こう続けたそうです。“なので今回は、将来有望な若手のエースをずらっとそろえました”と。そのときノブはこう思ったそうです。“社運をかけるなら若手じゃなくて仕事のできるベテランそろえろよ!”」
関テレの“社運”をかけたという同番組。しかし、番組のメインの見どころとなるVTRについても不満があったようだ。
「第一回放送で取り上げたのが、コロンビアにある人口密度が異常に高い“イスロテ”という村。ここをレポートしたのは『テラスハウス』の“てっちゃん”こと俳優の菅谷哲也だったのですが、ノブはこれについても“社運をかけた番組の超重要な初回放送のレポーターがてっちゃんって、誰やねん!?”とこぼしていたそう。さすがに現場ではそのことにツッコめなかったようですが、後日芸人仲間には“アレはあかん。すぐに終わる”と嘆いていたそうです」(前同)
ノブの不安は的中し、9月に番組は終了するようだ。ノブが嘆きたくなる気持ちも分かるような気が……。