松坂桃李
松坂桃李

 芸能界の第一線で活躍している人が多いアラサー世代といえば、1988年(昭和63年)生まれ。この世に生を受けたのはバブル時代、ただしわずか2~3歳の頃にバブルが崩壊したため、平成不況にどっぷりつかりながら成長した世代である。物心つく6歳前後の頃には阪神淡路大震災やオウム真理教による地下鉄サリン事件が発生し社会が不安に包まれ、思春期には始まったばかりの「ゆとり教育」を受け、20歳を迎える2008年にリーマンショック、就職難にあえぎ「ゆとり世代」だなんて陰口を叩かれ、昭和63年生まれのため「平成生まれ!」ともてはやされることもなく……。あまり社会の恩恵を受けられず、損な世代と見なされがちな1988年生まれだが、しかし芸能界で活躍するイケメンには1988年生まれが少なくない。そして彼らは今年30歳を迎える。

 まず、筆頭に名前が挙がるのが、現在日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系)に出演中の松坂桃李(10月17日生まれ)だ。2008年、大学在学中に友達に誘われて受けたオーディションでグランプリに輝き、そこから芸能活動を開始した松坂は、甘いマスクに加え、まじめでストイックな姿勢で仕事に挑むことでも知られており、この10年間、ドラマや映画、舞台への出演を重ね、人気・実力を備えた主演級の俳優に成長。今、最も目が離せない俳優である。

 松坂とは対照的にやんちゃイメージの強かった三浦翔平も1988年生まれで、6月の30歳の誕生日を迎え、翌7月に桐谷美玲(28)との結婚を発表した。デビュー間もない10年前、『ごくせん 第3シリーズ』(日本テレビ系、2008年)で不良生徒を演じていた三浦が、ここ数年は会社員や刑事、検事の役を演じるようになり、さらに実生活では既婚者になったと思うとなんとも感慨深い。『奪い愛、冬』(テレビ朝日系、2017年)では、婚約者を奪われ発狂する男の役が強烈だった三浦。実生活では円満な家庭を築いてほしい。

 俳優の中尾明慶も1988年生まれ。子役出身の中尾が世間に知られるようになったのは『3年B組金八先生』(TBS系、2001~2002年、第6シリーズ)の生徒役。あの小柄でやんちゃな“チュー”を演じていた男の子も、6月30日に30歳になったのだ。2013年に仲里依紗(28)と結婚、同年に長男が誕生した中尾は、4歳の男の子のパパでもあり、インスタグラムではよき夫・よき父親ぶりが評判になっている。10月からは連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)に出演予定で、バイプレーヤー俳優としても期待されている。

 このほかにも活躍している1988年生まれには、俳優の濱田岳(6月28日)、サッカー選手の内田篤人(3月27日)や吉田麻也(8月24日)、プロ野球選手の斎藤佑樹(6月6日)などがいる。20代、あるは10代の頃から実力や才能を発揮してきた彼らが、30代の大人の男となり、どのような活躍を見せてくれるのか、注目だ。

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