ウエンツ瑛士降板『火曜サプライズ』が“番組存続の危機”を迎える深いワケ

　タレントのウエンツ瑛士（３２）が、９月いっぱいで芸能活動を休止し、１０月から英国留学することを発表。彼がＭＣを務めている『火曜サプライズ』（日本テレビ系）の後任として、ヒロミ（５３）の起用が濃厚と一部で報じられたが、ある日本テレビ関係者も「ヒロミさんでほぼ決まりだそうです。今最終調整に入っているといいます」と話す。

　１０年間の休養を経て復帰したヒロミは、今や完全に再ブレイク。何本もレギュラーを抱える売れっ子に返り咲いている。しかし、仮に人気者のヒロミが後任になったとしても、今回のＭＣ交代は『火曜サプライズ』に大きなダメージを与えそうだと、スタッフが危惧しているという。

「この番組の最大のウリは、なんといっても『アポなしグルメ旅』。内容的にはよくある“街ブラ”なんですが、出てくる芸能人がとにかく超豪華。特に、他の番組ではあまり見かけないような、超大物の人気俳優たちもたびたび登場するんですね。そんな意外性が視聴者にもウケていますが、１０月以降はそのキャスティングが難しくなるかもしれないというんです」（芸能プロ関係者）

　確かに、これまで同番組に出演してきたメンバーを見ると、山田孝之、福士蒼汰、窪田正孝、竹内涼真、藤原竜也、小栗旬など、今をときめく人気俳優がズラリ。これはＭＣのウエンツと無関係ではないという。

「ウエンツは、同世代の俳優たちとプライベートでよく遊んでいて、距離が近く、厚い信頼を得ている。だから、“ウエンツの番組なら出るよ”という人も多いんです。もちろん、俳優がバラエティ番組に出演するのは“番宣”がほとんど。しかしその中でも、ウエンツがいることで、この番組の優先度は高くなる。つまり、ウエンツの人望あってこそ、番組が成立していた側面があるんですね。彼が不在となれば、その根幹が揺らいでしまうのは間違いないでしょう」（前同）

　ただし、後任ＭＣが噂されているヒロミも、芸歴３２年の大ベテラン。芸能界の交友関係はウエンツ以上に広いような気もするが……。

「顔は広いでしょうが、ウエンツのように、若手人気俳優たちと深い交流があるわけではありません。人気者たちから“特別扱い”はしてもらえず、キャスティングは他の番組と横並びになるでしょうね。むしろ“ヒロミの番組なら出ない”なんて人はいるかもしれませんが……」（同）

　サプライズ級豪華ゲストで人気だった『火曜サプライズ』、はたしてその行く末やいかに――。