貴乃花親方
貴乃花親方

 9月25日、貴乃花部屋の貴乃花親方(46)が記者会見を開き、日本相撲協会に「引退届」を提出し、年寄を退職する意向であることを明らかにした。

 貴乃花親方は引退の理由について、3月に内閣府に提出し、その後取り下げた元横綱・日馬富士の暴行事件について書かれた「告発状」に対し、協会側から「告発状は事実無根」と記された書面が届いたことを挙げている。

 しかし、大相撲関係者によると、これは廃業するための“大義名分”にすぎないのでは、という見方が出ているという。

「会見ではいろいろと説明していましたが、実は経済的な理由が引退の最大の理由ではないでしょうか。部屋の運営資金がショートしてしまい、貴乃花親方はこれ以上部屋を維持することができなくなったのではないかといわれています。この経済難は、貴乃花部屋の有力タニマチであったA氏が、今年に入って降りてしまったのが原因のようです」(大相撲関係者)

 貴乃花親方の後ろ盾となっていたA氏。最大の理解者ともいわれていた。

「Aさんは資産家で、相撲の他にもさまざまなことに関わっています。Aさんが関わった大阪で行われたある演歌歌手のディナーショーでは、親方の妻の景子さんが司会を務めていて、息子の優一くんも舞台に上がってあいさつしていました。まさに、貴乃花親方一家が総出で協力しているという印象でしたね」(貴乃花部屋に近い関係者)

 そんな蜜月関係がなぜ崩壊してしまったのか?

「昨年12月に理事を解任されたことに加えて、貴乃花親方の行動にも不信感があったのではとささやかれています。貴ノ岩の暴行事件のとき、Aさんは日馬富士を引退に追い込まない“大人の対応”を望んでいたと見られています。そのため、貴乃花親方の頑なすぎる言動や行動が我慢できなかったのでは、と。Aさんはこれ以上、彼についていけないと、手を引いたという話があります」(同)

 貴乃花親方の“暴走”で、強力な支援者を失い、結果としては「貴乃花部屋の運営が一気にピンチに陥ってしまったのでは」(同)というわけだ。

 こうした証言を裏づけるかのように、26日付の日刊スポーツでは、貴乃花親方が東京・江東区東砂に構える貴乃花部屋を手放していたことを報じた。

 これに貴乃花親方は、代理人の弁護士を通じて「手放すつもりも一切なく、事実無根」と反論したが、一部のメディアでは、景子さんとの離婚問題も伝えられている。

 いずれにせよ、「引退」による相撲協会との禍根も残る今、貴乃花親方が苦境に立っていることは間違いない。今後の動きが注目される。

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