有働由美子アナウンサー
有働由美子アナウンサー

 この10月から『news zero』(日本テレビ)と『報道ステーション』(テレビ朝日)という、日本を代表する2つの報道番組がリニューアルされた。

 どちらも目玉として、実力派のベテラン女性アナを起用。『news zero』は、3月にNHKを退局してフリーとなった有働由美子アナ(49)がメインキャスターに。『報道ステーション』は、元テレビ朝日の徳永有美アナ(43)がキャスターとして13年ぶりに番組復帰した。

 2人の起用は放送開始前から大きな話題となっており、10月1日の初放送では、それぞれの「第一声」に注目が集まった。

 有働アナは「はじめまして、有働由美子と申します」とあいさつした後、「皆さんのニュースに関する考えを送っていただき、会話するニュースとして伝えていきたいと思います」と意気込みをコメント。

 片や徳永アナは、「13年ぶりに『報道ステーション』の場に帰ってきました。ありのまま自然に、皆さんとともにお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします」と笑顔で語った。

 2人の言葉は、それぞれの置かれた立場を象徴する内容だったと、ある芸能記者は分析する。

「有働さんは人気アナウンサーですから、視聴者にすればよく知っている存在。それでも“はじめまして”と口にしたのは、“新しい職場で新しいことをやるんだ!”という強い決意の表れでしょう。
 一方の徳永さんは、“帰ってきました”というフレーズに気持ちが出ていました。徳永さんが退職したときの経緯を考えると、テレ朝への復帰は絶望的。すでにテレビ朝日が出資しているAbemaTVに出演したとはいえ、本局に戻ってこられたわけですから、喜びは大きいでしょう。有働さんのあいさつを“攻め”とすれば、徳永さんは“守り”。実に対照的で面白いです」

 ただ、立場は違えども、今回の起用が2人の今後を左右する大きな仕事であることは確かだ。

「鳴り物入りでフリーになった有働さんですから、注目度が高いぶん、周囲の目も厳しくなる。初めての民放でうまくいかなければ、“NHK以外では通用しない”という評価を下されてしまいかねません。徳永さんも、背後にはどうしても夫のウッチャン(内村光良/54)がすけて見えてしまう。今回、テレ朝が1か月1100万円とも噂される破格のギャラを出してまで、徳永さんをキャスター復帰させたのは、現在“出禁”になっているウッチャンのテレ朝復帰までを織り込んでのことで、彼女もそれは分かっているはず。そのあたりを含め、“不倫”のイメージを払拭できるかがカギになりそうですね」(前同)

 ちなみに、2人の初出演となった10月1日放送の平均視聴率は、『news zero』が10.0%、『報ステ』が11.4%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。『報ステ』がほぼ横ばいだった一方、『news zero』はリニューアル前から大幅にアップ。初日は、有働アナに軍配が上がったかたちだ。

 いずれにしても、2人の「勝負」は始まったばかり。これからの活躍を注視していきたい。

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