タモリ
タモリ

 大みそかまで2か月半を切り、『NHK紅白歌合戦』の司会者や出演者についての情報が飛び交っている。

『紅白』といえば、ベテランから新人までの豪華なアーティストが見られることが何よりの魅力。その一方で、2013年は連続テレビ小説あまちゃん』のスピンオフドラマ、2016年はXJAPANのYOSHIKIまで巻き込んで映画『シン・ゴジラ』とのコラボといった企画も、最近の『紅白』では見どころとなっている。

「毎年、その年に人気を集めた映画やドラマとコラボをしてきた『紅白歌合戦』ですが、今年はそのお祭り的な演出が見られないのではと、関係者は危惧しています。というのも、2016年、2017年の『紅白』の責任者であり、NHK制作局エンターテインメント番組部門の部長であったプロデューサー男性が、NHK内部の女性職員にセクハラ行為に及んだとして今年8月に停職3か月の懲戒処分を受けていたんです。このプロデューサーはすでに制作局以外の別部署に異動しているため、今年の紅白には関わることができないんです」(放送作家)

 懲戒処分を受けたこのプロデューサーは、『紅白』のコント的演出の立役者でもある。2016年はタモリ(73)とマツコ・デラックス(45)を起用し、「紅白に紛れ込んだ夫婦が舞台裏を次々と見せていくコント」を演出。2017年には内村光良(54)を起用し、コント番組『LIFE!』とコラボをして番組の進行を演出。視聴者に“一風変わった”紅白を見せることに邁進してきた人物だ。

「一部からは“音楽番組にコントはいらない”、“元ネタを知らない人にはまったく面白くない”と厳しい声もありますが、年に一度のお祭りとして楽しみにしている視聴者も多い。それだけにセクハラとは衝撃です。頭を抱えているのは残された今年のスタッフで、視聴率のことを考えれば当然、今年も何かしらのサプライズを用意しないといけないのですが、同じ路線を踏襲すれば“セクハラ部長とやることが同じか”と、内外から批判が集まる可能性もある。打開策として大物ゲストをなんとか引っ張り込めないか、走り回っているようですよ」(前出の放送作家)

『NHK紅白歌合戦』には年の締めくくりとして視聴者に感動と笑いを与えてほしいところだが、とんでもないミソがついてしまったようだ。

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