※画像はイメージです
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 2015年11月2日より、東京都のパチンコホールで実施された等価交換の廃止。

「かねてから射幸性の高さを指摘されていた東京都遊技業協同組合が等価交換の撤廃に踏み切りました。それまで4円パチンコで1万発出たなら4万円で交換できたのが、3万円から3万6000円程度になり、勝てば勝つほど、打ち手に不利になるかたちになりました」(パチンコ攻略誌ライター)

 ただ、射幸性を下げて気軽に遊べるという意味で、パチンコならクギを開けたり、パチスロなら設定を上げるという方策がとられるという期待もあった。

「小さいホールでも200台程度あるし、1000台2000台クラスの大型ホールもある。ただでさえ釘の調整はグレーゾーンなのに、一度に調整するのは無理がある。結局、等価交換廃止の損害負担はユーザーに集中することになった」(ホールコンサルタント関係者)

 東京都の等価交換廃止の流れは近県にも普及すると見られていたが、ここにきて状況が変わってきた。

「等価交換廃止と確変継続率65%規制によって、東京都のパチンコホールの集客力が悪化。廃業に追い込まれたホールも続出しています。これを見て危機感を覚えたのか、等価交換廃止に向けて動いていた埼玉県や千葉県は突如、等価交換廃止の実施の延期を表明。いかにお上の締め付けが厳しくても、倒産しては元も子もないということでしょうかね」(夕刊紙記者)

 結果、千葉県などでは東京都のファンからは信じられない活況が続いているという。

「千葉県K市のホールは本当に状況が良くて、甘くて有名な『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア』が、1000円25回も回る店もあった。都内では非等価であっても、玉が出すぎるので店側がサービスしにくいとされる『シンフォギア』ですが、私はこの3か月銀行でお金を下ろしていないですね(笑)」(ベテランのパチプロ)

 等価交換廃止の流れは止まった訳ではないので、油断は禁物だが、急に勝てなくなったとお嘆きのパチンコファンの方。自県がダメなら等価交換で打てる地域まで遠征するのも一つの手ですぞ!

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