矢作兼(おぎやはぎ)
矢作兼(おぎやはぎ)

 10月18日深夜放送のラジオ番組『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)で、おぎやはぎ矢作兼(47)が、歌手の沢田研二(70)を擁護する発言をしていた。

 番組冒頭、相方の小木博明(47)が偏頭痛に悩んでいる話を始め、オードリー若林正恭(40)に勧められた鍼治療に半年ほど通ってみたが改善されなかっため、リスナーに詳しい人がいたら治療法を教えてほしいとリクエストした。そんな流れから、矢作兼が「まぁ、ジュリーもね、今、頭を痛めていると思うけどね」と、沢田研二がさいたまスーパーアリーナでの公演を開演直前にキャンセルした騒動を話題にした。

 ドタキャンした翌日、沢田研二はマスコミの取材に応じ、9000人入ると聞いていた観客が実際には7000人だったことや、客席の一部がつぶされていたことなどから、自ら中止を決断したと明かしている。これについて、矢作は「いっぱいだったらやるけど、入らないようだったら、それはそうだよ。俺たちだって、ガラガラのところでやるのイヤじゃん」と言い、「気持ちは分かるよね。あんなスターがさ」と、沢田に理解を示した。

 続けて、矢作兼は「イベンターにウソつかれたんだろうな」と、イベンターに問題があるのではないかとコメント。遠くから来たお客さんもツラいが、中止を決めた沢田研二もツラかったはずだと言い、さらに「でもこれは、意地もあるよ」と、それでも沢田にはベテラン歌手としての意地もあっただろうと語った。

 さらに自分たちも観客より出演者たちのほうが多いなど、寂しいお笑いライブを経験したと、若手の頃を振り返ると、矢作兼は「俺はジュリーを支持するよ。ジュリーだって苦渋の決断だよ」と、沢田研二を支持すると宣言。すると、小木博明は「苦渋の決断だと思う」と同意したが、「でも、このご時世、すごいネットで叩かれるよ、これは」と、観客でもない人たちが騒いでネットで炎上すると心配した。

 それでも、矢作兼は「だって、イベンターが悪いんじゃん。入るってウソついて。で、“これやってくれたら、しめしめ”みたいな感じだとしたらだよ」と、沢田研二を擁護。さらに、沢田なら50年来のファンもいて、そういう人は沢田を知り尽くしているとし、「だから、ジュリーが途中で“やめた”って言っても、“ジュリーだったら”って感じかもしれないよ」と、長年の沢田研二ファンなら理解してくれるかもしれないと語った。

 沢田研二は10月21日に大阪で行われた公演で、さいたまでのキャンセルについて「すべて僕のワガママです。本来謝罪すべきはさいたまスーパーアリーナに足を運んでくださった方々(に対して)です。本当に申し訳ないと思っています」と、ファンに直接、謝罪した。これを聞いた会場のファンからは「いいよ!」と支持する声も飛んでいたという。矢作兼の、ファンなら受け入れるだろうという推測は当たっていたようだ。

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