マツコ・デラックス(左)内村光良(中)坂上忍
マツコ・デラックス(左)内村光良(中)坂上忍

 3人合わせてレギュラー総数は20本超という売れっ子ぶりに、「彼らこそ“新・BIG3”だ」という声が聞こえてくる。

 内村光良(54)、坂上忍(51)、マツコ・デラックス(46)の3人のことだ。

「昭和から平成にかけてテレビ界のトップに君臨した、“お笑いBIG3”ことタモリ、ビートたけし、明石家さんまの失速ぶりが最近、目立っていて、内村らの存在感が増しているんです」(テレビ誌記者)

 確かに、タモリは14年の『笑っていいとも!』終了後、担当番組は増えておらず、たけしは今年、事務所独立問題で騒動となり、昨年11月に、27年ぶりにレギュラー復活した『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系)は1年もたずに、9月にひっそり終了。

「東京五輪の演出や記録映画の監督を狙っていましたが、いずれも声がかかりませんでした」(芸能関係者)

 さんまはまだ元気に見えるが、「『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)の視聴率は落ちてきています。全社的に視聴率の悪いフジだから続いていますが……他局だったら厳しいですね」(番組関係者)という声も。

 対して内村は、『THE突破ファイル』(日本テレビ系)を含めレギュラー番組は6本、2年連続でNHK紅白歌合戦の総合司会を務めることも決定している。

 坂上は『バイキング』(フジテレビ系)など、9本のレギュラー番組で連日テレビに出ずっぱりだ。

「マツコも、『マツコの知らない世界』(TBS系)など8本のレギュラー番組があり、現在も“新番組を”とオファーが続いているそうです」(スポーツ紙記者)

 なぜ彼らは、こんなにも求められているのか。お笑い評論家のラリー遠田氏は、こう解説する。

 まず内村は、「他人をイジって笑いを取る攻撃的な笑いを得意とする芸人が多い中、内村さんは、決して人を傷つけない柔らかな笑いが持ち味。しかも、それがテクニックではなくて本人の本質的な優しさからきていることが分かるので、ファミリー層からの絶大な支持を集めているんでしょう」

 坂上は俳優としてのキャリアが生きているようだ。

「『バイキング』での歯に衣着せぬ本音トークばかりでなく、番組ごとに求められる役割を演じ分けるような円熟味が出てきて、安定感が増しており、硬軟自在で、こんなに使い勝手のいいタレントはいません」(前同)

 マツコは、もはや大御所の貫録すら感じさせる。

「視聴者目線を忘れることがなく、まるで自分たちと一緒にテレビや権力にダメ出しをするかのようなツッコミが痛快。小出しにする知識や教養は底が知れず、一つのコメントも、その場しのぎの薄いものではないのも魅力で、絶対に代わりのいない存在です」(同)

 新・BIG3の天下は、しばらく続きそうだ。12月3日発売の『週刊大衆』ではこの他に、石原さとみ(31)、新垣結衣(30)、深田恭子(36)の“3大美女”についての最新レポートなど、芸能情報を特集している。

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