(イラスト/玉三郎)
(イラスト/玉三郎)

 分かり切ったことですが、パチンコパチスロは店選びが非常に大切。特に年末年始って店の営業方針次第で、地域は大甘から大シブまでさまざまでしょう。今回は、そんな店選びについてのアドバイスです。

 店選びの目安になるのは、まず「隣の台との比較」や「隣の店との比較」など、「ヨコの比較」です。

 ここに、「前回の入れ替え」「先月の状況」「去年の今頃」など、「時間」すなわち『タテの比較』という概念を加えてみましょう。自分の行く店の傾向は、たとえばイベント時に「アケにする台はカド台なのか、真ん中なのか……」や、同じアケでも「新台をアケるのか、在来の人気機種に重きを置くのか」などを見極めていくのです。

 年末年始は特に、この「タテの要素」を頼りに、自分が狙っている店の分析をしてほしいわけです。ちなみに私が年末年始に通っている店の過去データはというと、11、12月は大還元。1月も「3が日は出しっぱなし」という結果でした。もっといってしまえば、3が日はパチスロの「高設定据え置き」がかなり多いんです。これは10年近く通いとおして得られたデータで、私はこれを頼りに正月はホールからお年玉をもらいまくっています。どうです? データって大事でしょ?

 ちなみに「今年から、そのデータ集めを始めるとしたら、最初の年はどうすりゃいいんだ?」と思われるでしょう。最初は当然、ヨコの比較から入ります。手当たり次第に店回りをし、めぼしい所にロックオン。店選びの視点でホールというものを見てみると、全台満席の繁盛店だろうとボッタクリ店もあるのがわかりますし、逆にお客はカスカスでも、店側の心意気が感じられる優良店なんかも掘り当てたりできます。

■キツ目と評判の牙狼、意外な使い道

 ここまでの説明だけでは見分ける自信がない方は、新台『CR牙狼TUSK OF GOD』のシマを見るのがオススメ。といっても、こちらの『牙狼』は、「打つのがオススメ」ではなく、あくまで「店選びの目安」が目的。どういうことかといえば、この『牙狼』は、今冬の目玉台ではあるのですが、スペック的には「かなりキビシイ」といわれています。

 なので、このシマが満席になっている店は、「よほど良い調整をしているか」、もしくは「よほど店の信頼から客が付いているか」、最低でもどちらかを満たしている可能性が高まります。参考にしてください。

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