2018年で芸能活動を引退すると表明している滝沢秀明(36)に、TOKIOのリーダーである城島茂(48)が贈ったメッセージが、ファンの涙を誘ったようだ。
この場面が見られたのは、12月19日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)でのこと。今回の放送は、プロデュース活動に専念するために表舞台から去ると決意した、滝沢の本音に迫るという内容。
13歳でジャニーズ入りした滝沢は、23年間の芸能生活について問われると「この世界のことしか知らないので、(一般的な世界と)比べられないですけど、良い面も悪い面もあるのかもしれないけど、ひっくるめて僕はすてきな世界だなとは思いますね」と語った。また、20歳にして今井翼(37)とのユニット、タッキー&翼でCDデビューし、代表曲『Venus』を始め、次々と曲をヒットさせたことについて、滝沢は「良いかどうか分からないですけど、イメージと違いましたね」とし、人数が多いグループに比べて、2人組の自分たちには華々しさをあまり感じなかったと振り返った。
その後の番組終盤、“滝沢秀明へ先輩TOKIOから最後のメッセージ”と題して、ジャニーズ事務所の先輩である、TOKIOのメンバーが滝沢へメッセージを贈ることに。最後にリーダーとして、城島が「うまいこと伝えるのが難しいなと思って手紙をしたためたので……」と、手紙を取り出して読み始めた。
そして城島は手紙を朗読し、「“ダイヤはダイヤでしか磨けない”。これから滝沢秀明さんがどんな原石を見つけ、どう輝かせていくのか、楽しみで仕方ない自分がいます。ありがとう、タッキー。そして、これからもこの先も、すべての方に夢を」と締めた。これは今後、裏方に徹する理由をこの先10年までの間に「ジャニーズJr.の黄金期をもう一度作りたい」と語っていた滝沢に送る、最高のメッセージとなっていた。
この、ジャニー喜多川氏(87)が手掛けてきたタレント育成と公演プロデュースを継承すると決意した滝沢を、後押しするかのような言葉に、ファンたちは感動。ツイッター上で「タッキーが引退する意味を最高の言葉で表現してくれた城島くんに感動」「まさかのリーダーの手紙で泣いた。4人になってしまったTOKIOと裏方にまわると決めたタッキー。平成いろいろあったなぁ」「リーダーからの手紙はヤバイっしょ、涙腺が崩壊しそう」という声が寄せられていた。
しかし、一方で「タッキーの決心が固いのは分かっているけど、1人ぐらい“そんなこと言わずにたまには出てきてよ”って、言ってくれてもいいのでは?」「表舞台に戻ることはないと言い切るし、私には悲しさが増す番組でした」などと、滝沢の決意を理解しつつも、その姿を見られなくなることを嘆くファンの声も少なくなかった。