先日、第62回関西スポーツ賞の授賞式に行ってまいりました。僕がいただいたのは、特別賞。昨年9月に達成したJRA4000賞達成のご褒美です。これで、JRA賞、関西競馬記者クラブ賞、日本プロスポーツ大賞に続く4つ目の特別賞受賞ですが、改めて、これまで支えてくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 それにしても、驚かされたのは、受賞したアスリートの顔ぶれです。日本プロスポーツ大賞の大賞は、エンゼルスの大谷翔平選手。僕と同じく特別賞を受賞したのは、ルマン24時間耐久レースで初の総合優勝を果たした中嶋一貴さんでした。大谷選手は24歳。中嶋さんが33歳。僕とは一回りも二回りも年齢が違います。しかも、関西スポーツ賞は、さらに若くなっていて。受賞したのは、昨年の甲子園で春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭高校をはじめ、フィギュアスケートの紀平梨花選手、卓球の伊藤美誠選手と早田ひな選手、女子柔道の阿部詩選手ら2団体7選手。特別賞を受賞したのはボクシングの拳四朗選手、大相撲の貴景勝関と僕の3人です。そうです。グルリと見回すと周りは若い選手がほとんどで、そんな中、僕一人だけが、名実ともに立派なおじさんでした。

 先日、テニスの全豪オープンで優勝し、世界ランキング1位となった大坂なおみ選手もまだ21歳です。彼女のような若い選手が世界を舞台に活躍するのを見ていると、着実に世代交代は進んでいるんだなぁと感じると同時に、いやいや、おじさんも負けていられない。という、大きな発奮材料になりますね。

■今週はG3共同通信杯!

 今週、僕が騎乗依頼をいただいているのは、2月10日の日曜日、東京競馬場で行われるG3共同通信杯で、パートナーは、前走の京都2歳ステークスを勝っているクラージュゲリエです。初めて知らせを受けたときに思ったのは、いい馬が回ってきたというものでした。

 初コンビを心配する方がいるかもしれませんが、初めて、この共同通信杯を勝った06年のパートナー、アドマイヤムーンも同じ。あのときは、1番人気がフサイチリシャールで、アドマイヤムーンは2番人気。それでも、「この馬の力を出し切れば結果はついてくる」と思っていました。

 おそらく今回も1番人気は、G1朝日杯FSを制したアドマイヤマーズで、僕とクラージュゲリエは2番人気でしょう。ポジティブに捉えると、これもまた、いい兆候の一つです。

 この共同通信杯は近年、ディーマジェスティ、イスラボニータ、ゴールドシップなど、ここを勝って皐月賞を制した馬が数多くいるように、今年のクラシックを占うという意味では大事なレースです。目指すのは、アドマイヤムーン、ブレイクランアウトに続く3度目の戴冠。そして、皐月賞、日本ダービーの勝利です。

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