長嶋一茂(左)と石原良純
長嶋一茂(左)と石原良純

「いま芸能界を席巻しているのが長嶋一茂(53)と石原良純(57)の2人。“カズシゲ”と“ヨシズミ”の頭文字がちょうど“KY”であることと、“空気を読まない”というキャラも共通しているので“KYコンビ”としてひっぱりだこで、セットで仕事がオファーされることが多いんです」(放送作家)

 コンビといっても、2人は同じ事務所に所属しているわけでもないし、どこかで正式に「コンビ結成」を宣言したわけでもない。だが、昨年2月に2人そろって出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では、司会の黒柳徹子(85)から「もはやコンビと言ってもいいお二人」と紹介され、良純は即座に「コンビじゃありません」と否定し、一茂も「結成した気はありません」と同調。息のあったトークを繰り広げていた。

 最近では、第91回アカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされている注目映画「グリーンブック」の宣伝隊長に2人で就任。また、2人と高嶋ちさ子(50)を含めた3人による冠番組『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』(テレビ朝日系)はこの春からゴールデンタイムへの進出が決定。さらに2007年から1年間放送されていた『お茶の間の真実~もしかして私だけ!?~』(テレビ東京系)が、10年ぶりに1月30日に『新!お茶の間の真実』として復活。KYコンビの勢いが止まる様子はない。

 長嶋茂雄の長男である長嶋一茂と、石原慎太郎の次男である石原良純。日本を代表するセレブ家庭で生まれた「大物二世」の2人が、なぜここにきて注目を浴びるようになったのか。前出の放送作家が説明する。

「いま、テレビに出るコメンテーターは、炎上を恐れてか、無難なことしか発言しません。ところが、この2人は、“別に芸能界にしがみつく必要はない”という思いが根底にあるのか、周囲に忖度することなく、言いたいことを言う。その発言は、核心をついている場合もあるし、ものすごく的外れなこともある。確かなことは二人の発言が借り物ではなく、彼ら自身のオリジナルであること。一茂にいたっては“俺にカンペを出すな!”とキレられたスタッフが何人もいるほどです。反発するにせよ、共感するにせよ視聴者は、彼らが次に何を言うかが気になってしょうがないんじゃないでしょうか」

 もちろん、2人の発言はその育ってきた環境の違いから相当違っている。

「同じKYキャラの2人ですが、“親父にほとんど叱られたことがない”という一茂と、“親父によく怒られていた”という良純で育ち方は違ったようです。ですが、互いにそれを理由に“だから屈折してる”と言い争ってますね。本音をぶっちゃけながらも意見が異なること、そして2人の大人気ない罵り合い。そのあたりも大いに受けているのだと思いますよ。2人で正式にコンビ結成して、『M-1グランプリ』に出れば、準決勝ぐらいまでは勝ち進みそうですよ」(前同)

 本当に出たら面白いのだが……。

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