ナイツ『水曜日のダウンタウン』放送事故レベルのドッキリに騒然

　２月２７日放送の『水曜日のダウンタウン』（ＴＢＳ系）のナイツの塙宣之（４０）と土屋伸之（４０）が見届け人を務めたドッキリ企画で、大御所漫才コンビのおぼん・こぼんが大ゲンカをする事態となってしまった。

　この日は、小籔千豊（４５）が、「芸人解散ドッキリ師匠クラスのほうが切ない説」を提案。仕掛け人のおぼん（７０）がこぼん（７０）を浅草の飲食店に呼び出し、解散を持ちかけるというドッキリを行い、ナイツの二人が別室でモニタリングすることになった。塙宣之によると、おぼん・こぼんの関係は現在、コンビ生活５３年の間で最悪の状態らしく、ここ８年間は私語を交わしたことがないという。

　また、そうした仲の悪さは仕事にも影響を及ぼしているそうで、３年前には舞台上で殴り合いのケンカまで起こし、観客をドン引きさせたこともあったのだとか。そんな事情もあり、ナイツが戦々恐々とする中、いよいよドッキリがスタートし、その様子を隠し撮りしたＶＴＲがスタジオで流された。

　おぼんはこぼんに対して解散を持ちかけるはずだったのだが、いきなり「いろいろ話があって来てもらった。俺がなんで怒ってるか、オマエ分かるか？」と不機嫌そうに切り出し、「謝るか、謝らへんか、俺に対して」と詰め寄ったところ、こぼんもそれに応戦。そして、言い合いが次第にエスカレートすると、ついには口ゲンカに発展してしまった。

　そんな中、こぼんから「もうええ、すっきりしましょ」とコンビ解散が提案されるという予想外の展開に。それに驚いたナイツは慌てておぼん・こぼんのもとに向かいネタばらしをしたのだが、こぼんは「シャレになるドッキリと、ならんドッキリあるで」とナイツにおしぼりを投げつけて激怒した。

　ドッキリを仕掛けた理由について、土屋伸之は「（２人に）本音をぶつけ合って仲良くなってほしいという気持ちがありまして」と釈明したが、こぼんは「仲良くならない」と即答。コンビ仲がさらに悪化するという、なんとも後味の悪い結果となってしまった。こうした展開に視聴者も凍りついたようで、ネット上では「コレはやばすぎる！」「放送事故レベル」「もはやドキュメント」「熟年夫婦の喧嘩みたい」などといった悲鳴が相次いでいた。

　その後、話し合いで解散は回避したことが番組内で伝えられると、企画提案者の小籔千豊は、今回のオンエアはこぼんも納得のうえのものだと説明。おぼん・こぼんの２人は今日も演芸場のステージで漫才を披露したと伝えて、懸命にフォローをしていた。