3月6日、シンガーソングライターの米津玄師(27)が自身のツイッターを更新。芸術教育にまつわる実体験を語り、さまざまな波紋を広げている。
この日、米津は「小学生のころ戯れに行った絵画教室で、同年代の生徒が描いた絵を指導という名目でズケズケと塗りつぶしながら修正した教師をそばで見ていた」(原文ママ)と切り出し、続けて「その時の『こんな悪人が世にいるのか』と思った記憶が今なお人格の一部として機能してる実感がある」と、強い衝撃を受けたことを明かした。
さらに米津は、痛みがなければ理解できないという理由で、暴力を正当化することについて強く批判。「自分の指導能力のなさを子供に押し付ける態度でしょうね」と自身の見解を述べた。
そして、そうした暴力的な指導者のやり方こそ「自分には何かができるという過信が才能なんだとすれば、それを叩き折る行為」「意義なんてない」と、バッサリ切り捨てた。
こうした米津の芸術教育論に、多くのファンが賛同。「小学生の頃、私もやられた。今でも覚えている」「それは本当に指導なのでしょうか。表現は自由でないといけないと思う」「個性をつぶしてしまうのは悲しいことです」など、米津の考えに共感するコメントが多数寄せられていた。
また、珍しく米津がまじめな長文ツイートを行ったことに「なんだか今日は深いツイート……どうしたんでしょうか?」「何かありましたか? 米津さん。なんだか心配です」「これを書いている米津さんがとても気がかりで仕方ない」と心配するファンも見受けられた。
教師の体罰や親の虐待など暗いニュースが目立つ昨今、米津玄師の考えは多くの共感を呼んだようだ。
※画像は米津玄師のツイッターアカウント『@hachi_08』より