小川彩佳アナウンサー
小川彩佳アナウンサー

 昨年秋まで『報道ステーション』のキャスターを務めていた、テレビ朝日の“看板女子アナウンサー”小川彩佳アナ(34)が、今年2月「結婚」を理由に退社することを発表した。しかし、ほどなくこれが単なる「寿退社」ではないことが明らかになった。なんと、ライバル局であるTBSの『NEWS23』のメインキャスターに就任することが明らかになったのだ。

「小川アナが『NEWS23』に登場するのは6~7月頃と言われています。これまで、局アナが退社後、他局の報道番組に出演する場合は、最低でも1年は間を開けるという業界の暗黙のルールがありました。最近では少し緩くなったのですが、それでも半年ほどはインターバルを置くのが常識。NHKを退局した有働由美子アナ(49)も、『news zero』(日本テレビ系)に出演するまで半年あけました。今回TBSは、こうした慣例を無視した強引な“禁じ手”を使ったわけで、テレビ朝日関係者は、一様に激怒しているそうです」(芸能記者)

 一方、受け入れる側のTBS局内からも不協和音が聞こえてくるという。

「TBSにも局アナはたくさんいるのに、なぜ、そこまでして他局出身の人材を使う必要があるのかという、TBS女子アナからの当然の反発です」(前出の芸能記者)

 しかし、内外からいかに批判されても、「禁じ手」に手を出さざるをえない事情が、『NEWS23』を制作するTBS報道局にはあったという。

「一番は『NEWS23』の視聴率の低迷です。故筑紫哲也さんがキャスターを務めていた時代は、二桁に近い視聴率を稼いでいた同番組も、最近では平均3~5%と低迷しています。これ以上、視聴率が下がると、番組打ち切りということにもなりかねません。小川アナの獲得に批判はあるでしょうが、スタッフたちは、掟破りだの禁じ手だのと言われても“起死回生のためできることはなんでもやってやる”と意気込んでいます」(制作会社関係者)

 『NEWS23』スタッフが、なりふり構わぬ作戦に出た大きな理由の一つに「報道局の牙城を守りたい」という思いがあるといわれる。

ホラン千秋(30)がキャスターを務める、TBSの夕方のニュース番組『Nスタ』は、そこそこの視聴率をキープしているのですが、実は、この番組は報道局と情報局の共同制作。現在、報道局が単独で作っている“番組”は『NEWS23』しかありません。何がなんでも、この番組を維持したいというのが報道局スタッフの思いだといいます」(前出の制作会社関係者)

 その背景には、「筑紫さんの作った番組を自分たちが潰してはいけない」という思いもあるという。

「番組の命運を保つために、それまで『NEWS23』と同時間帯のライバル『報ステ』のメインキャスターで評価が高かった小川アナを狙って“強奪”した、という話もありますからね。テレ朝への不義理なんて言われても、知ったこっちゃないというのが本音でしょう」(前同)

 そこまでして獲得した小川アナで始まる、新たな『NEWS23』。その命運はいかに――。

あわせて読む:
・小川彩佳アナ、“TBS移籍”で元カレ嵐・櫻井&古巣テレ朝を潰す!
・竹内由恵アナに退社説! 宇賀なつみ、小川彩佳に続き“テレビ朝日”大揺れ!!
・竹内由恵アナに退社説! 宇賀なつみ、小川彩佳に続き“テレビ朝日”大揺れ!!