3月26日、女優の榮倉奈々(31)が自身のインスタグラムを更新。18日、老衰のため92歳でこの世を去った、名俳優の織本順吉さんへの想いをつづった。
この日のインスタで、榮倉は「帰る場所に帰らなくても、帰る場所があることで安心できてたんだなと思った」「現実とぐちゃぐちゃになってることは承知の上だけど、そう思わずにはいられない作品だった」と、織本さんと共演したドラマ『Nのために』(TBS系)についてコメント。
同ドラマでは、榮倉演じる杉下希美の住むボロアパート「野バラ荘」の大家役を、織本さんが演じていた。
さらに榮倉は「寂しすぎる。でもこれは自分勝手な思い。上を向かなければ……。ね」と織本さんとの別れを悲しみ、最後は「織本さんのおかげで、Nのために、はステキなドラマになりました。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べていた。
そんな榮倉のインスタには、同ドラマのファンから「野バラのおじいちゃんとのシーン、何回見てももらい泣きしちゃうくらい心に響きます。とてもステキな方でした」「織本さんと奈々ちゃんのシーン、本当にあたたかくて……私も上を向かなければと思いました」「彼の存在感に救われたのは作中の人物だけではなかったはずです。とても素晴らしい人でしたね、ご冥福をお祈りします」「『Nのために』は私の一番好きな作品です。野バラのおじいちゃん大好きでした」といったコメントが多数寄せられ、織本さんを悼む言葉が相次いでいた。
生涯現役を貫いた織本さんの名演技は、これからも語り継がれていくに違いない。