田中圭“ブレイクしてよかったね”に「うるせぇな」と不満爆発!?

　４月１４日放送の『誰だって波瀾爆笑』（日本テレビ系）に俳優の田中圭（３４）が出演。俳優への“ブレイク”という評価に対し、複雑な心境を告白。視聴者から「ここまで語ってくれるとは」と称賛の声が上がった。

　今でこそさまざまなドラマやバラエティなどに出演し、テレビで見ない日はないほどの人気俳優となった田中だが、１６歳で芸能界デビューし、芸暦は１９年と長い。

　しかし、デビュー当時は３話あたりで殺され、以後出番のない、いわゆる“フェードアウト”俳優だった。長年、「ネクストブレイク俳優」といわれながらも、なかなか人気に火がつかず、若い頃はカラオケや寿司店、引っ越し業者などのアルバイトをかけもちする生活を送っていたそうだ。そんな中でも着実に自分に与えられた役を演じ、徐々に人気も出始めた２０１８年、主演を務めた深夜ドラマ『おっさんずラブ』（テレビ朝日系）で大ブレイク。本人も驚くほどの人気となった。

　しかし、ブレイクした現状に田中は不満があるらしく、「『おっさんずラブ』以降、何が一番変わりました？」という質問に「応援してくださる方がすごく増えたのは純粋に嬉しいんだけど。そのぶん、どこ行っても言われるの。“ブレイクしてよかったね”とか。“うるせぇな”と思って」と、いきなりの毒吐き。

　さらに「すごい嫌なのが、ブレイクすりゃいいみたいなのが（風潮）。もともと俳優ってそうじゃねぇだろ」と疑問を呈した。まるでブレイクしなければ価値がないような世間の見方に、嫌気が差していることを告白した。

　さらに、ブレイクした俳優を比べるメディアに対しても思うことがあるようで、昔からよく知っている俳優仲間の星野源（３８）と高橋一生（３８）がある番組で比較され、高橋が“ポスト星野源”と言われたことに「全然違うし」「（役者としての）畑違うし」「一生君が今までやってきたことを何だと思っているんだ」と、腹を立てていたことを明かした。

　もちろんこれは、あくまでメディアの報じ方や世間一般の目に対する不満で、応援してくれるファンに対しては「イラッとしてないですよ。ありがたいとしか思ってないです。ほんと光栄です」と笑顔を見せた。

　この田中の素直な心境の告白にネットでは「俳優の田中圭が素でここまで語ってくれるってすごい」「毒吐けば吐くほど私の中の好感度上がる。飾らない人柄にますます惚れた」「めちゃくちゃはっきり言う本音が面白い。正直すぎるよ」「圭くん、やっぱりかわいすぎるし面白い」好意的な意見が続出。また、「ウォーターボーイズの時から見てるよ」「田中圭ビギナーには濃ゆい内容で面白かった」など、新旧のファンからのコメントも見られた。

　夏には『劇場版　おっさんずラブ（仮）』も公開予定の田中。今後ますます活躍する姿を見られそうだ。