浜田雅功(ダウンタウン)
浜田雅功(ダウンタウン)

 5月3日に放送された“令和”最初の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)は、今年3月に亡くなった萩原健一(享年68)が出演した2016年放送の「本音でハシゴ酒」に未公開エピソードを加えた再編集版を放送。もう見ることはできない萩原の姿に、視聴者から惜しむ声が多数上がった。

 “ショーケン”の愛称で親しまれた昭和の名俳優、萩原の大ファンである浜田雅功(55)はもちろん、ふだんはひょうひょうとしている坂上忍(51)も「ここまでピリつく方もいない」とガチガチな様子を見せていたのが印象的だった。

 乾杯後、萩原の俳優としての伝説的エピソードが紹介され、本人の口から当時の様子などが語られた。

 萩原が新人刑事“マカロニ刑事”役で出演し、俳優としての出世作ともなった『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)の話をした際は、自ら提案したという約3分にも及ぶ伝説の殉職シーンをほぼノーカットで鑑賞。

 事件解決後、事件とは無関係の通り魔に刺されて殉職するシーンは、当時の視聴者のどぎもを抜いた衝撃的なシーン。この映像にくぎづけとなる3人に、萩原も「照れくせぇな〜」とはにかんだ様子を見せていた。人気絶頂時に殉職というストーリーは、今では考え難いが、当時の萩原は「なんでも嫌なんだよ」と、マカロニ刑事を辞めたかったために自ら殉職を希望したことを明かした。

 続いてダウンタウンも影響を受けた、ドラマ『傷だらけの天使』(日本テレビ系)の話では、これもまた萩原が提案した伝説的なオープニングの話題になった。冷蔵庫から取り出した食べ物を、ただ無言でひたすら食べ続けるというオープニングなのだが、実はダウンタウンの2人は、過去に『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)で、このパロディを作ったことがある。

 その映像が流れると松本人志(55)が「まさかご本人と見るときがくるとは」と恐縮したが、萩原から「これ、たまんないな」「いいと思うよ。俺らより面白い」と笑いながら褒められると、うれしそうな笑顔を見せた。

 この日の放送を見た視聴者から、ネットには「ショーケンさんカッコイイ。浜ちゃんが憧れるのも分かる」「ショーケンさん大好きだったから、寂しいわ」「ダウンタウンでも、憧れの人の前では緊張しまくるのか。なんか新鮮」など、ショーケン世代だけでなく、若い世代からのコメントも上がっていた。

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