取材を受ける川西幸一氏(撮影/弦巻勝) 
取材を受ける川西幸一氏(撮影/弦巻勝) 

 人気ロックバンド「ユニコーン」と「電大」でドラムを務めるミュージシャンの川西幸一氏(59)が、5月20日発売の『週刊大衆』(6月3日号)に登場し大きな話題を呼んでいる。

 川西氏が登場したのはカラーグラビア「シリーズ人間力」という連載。これまで、俳優の仲代達矢氏、映画監督の塚本晋也氏、作家の池井戸潤氏、作家・芸人の又吉直樹氏など、各界を代表する大物が登場している。

  川西氏はこの記事の中で、ドラムを始めたきっかけや、1987年にデビューしたユニコーンの結成秘話、バンドの解散や再結成などについてのエピソードを披露。また、2015年に脳梗塞を発症した際の病状や、自ら119番通報した様子などを詳細に語り「早期発見が大切」と読者に呼びかけた。

 主に音楽誌に登場する川西氏が男性向け週刊誌『週刊大衆』に登場したとあって、情報が解禁になるとファンは早くも騒然。「週刊大衆って、あの週刊大衆!?」「どうしよう、買いに行けない……」など、女性を中心に悲鳴が上がった。

 しかし、5月20日の発売日には「勇気を出して買ってみた!」「遠回りして、普段行かないコンビニまで行ってきました」「駅の売店なら買いやすいよ!」などのコメントがツイッターにあふれるうれしい事態に。これには週刊大衆公式ツイッターもいち早く反応し「みなさまのユニコーン/電大の川西幸一さんへの愛の深さに、心を打たれております」と返すなど、大きな盛り上がりを見せた。

 年頃の子どもを持つ人も多いためか、「娘たちに見つからないようにしないと」「買った雑誌はいつもリビングのマガジンラックに入れとくのに、なぜか今回は自分のクローゼットにしまってしまった。こ、これが思春期男子の気持ち……!」「ジップロックに入れてぬか床の中に入れる」「川西さんのページだけ切り取るか……」など、雑誌の隠し場所についても意見が交わされた。

 男性向けのお色気グラビアが中心で、表紙に扇情的な文字が躍る雑誌を買うのは女性ファンには勇気のいる行為。それゆえ、書店やコンビニで『週刊大衆』を購入する行為が「週刊大衆チャレンジ」と名づけられ、「チャレンジ成功です!」と報告し合う様子も見られた。

 また、一部の販売サイトでは早くも5月20日発売の号が売り切れとなるなど「川西さん効果としか思えない」(編集部談)異例の事態が発生しているようだ。

 いったい、この状況をどう受け止めているのか。事務所に取材を申し込んだところ、まさかの川西幸一氏ご本人からのコメントが寄せられた。以下、原文ママでお届けする。

 ※ ※ ※ ※

「週刊大衆チャレンジ」とはまた、皆様面白い言葉をお作りになる笑
勇気を出して手に入れてもらって嬉しい限りです。
取材といえば、いつもは音楽誌、今回の取材は僕にとってもある意味チャレンジ。
というか「喜んで」って感じでした笑笑
記事ページの切り抜きもいいですが、記念にそのままの状態で秘蔵して頂きたく候、です。
只今ユニコーンも電大もツアーの真っ最中、健やかに全国を巡っていますのでご安心を。
皆様の素敵な笑顔を、コンサート会場でお待ちしてますね。
川西幸一

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「今度は袋とじに挑戦してほしい!」というファンの声が届くか!?

■川西さんが所属するユニコーン、電大のオフィシャルホームページはこちら
http://www.unicorn.jp/
http://den-dai.com/

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