中川大志
中川大志

 広瀬すず(21)がヒロインのなつを演じる連続テレビ小説なつぞら』(NHK)はスタートから2か月半が過ぎて好調が続いているが、これまで以上に世の女性を虜にしている。

 というのも吉沢亮(25)に清原翔(26)、岡田将生(29)に山田裕貴(28)と、イケメン俳優が渋滞状態なのだ。毎日誰かしらイケメン俳優が登場しているわけで、まさに女性にはたまらないドラマとなっている。今週はさらにもう1人、人気俳優が登場した。まずは6月15日の放送を振り返ってみよう。

 アニメの新作映画『わんぱく牛若丸』の制作が決まり、なつも新作のキャラクター案を出すことに。そこに幼なじみの信哉(工藤阿須加/27)がやって来て、生き別れになった妹の千遥の行方が分かったことを告げる。なつと兄の咲太郎(岡田将生)は、8月15日に会いに行くことを決め……。

 この放送では、実は次週予告が話題となった。人気イケメンの中川大志(21)が登場したのだ。「来週からやっと中川大志くん出るー」「イケメンが入れ代わり立ち代わり」と彼の登場を喜ぶ声が、ツイッターにあふれていた。中川大志が演じる坂場一久は、東洋動画の監督見習いという役柄で、かの故高畑勲氏がモデルという噂。アニメーターを困らせる頑固な男という設定で、中川が演じる坂場が、なつたちアニメーター陣とどう対峙するか目が離せない。

 中川大志は近年、テレビで見る機会が急増している注目の若手俳優だ。2009年のデビュー以来、11年のドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)など話題作に出演し続けていたが、CM出演が多いというのも特徴。神木隆之介(26)と共演するauのCMや、松坂桃李(30)らとの掛け合いが話題のJRAのCMなどで、見事な存在感を見せつけている。爽やかだがコミカルな芝居もできるうえ、文句なしのイケメンなので、『なつぞら』で初めて知ったという人はぜひ、注目してほしい。

 また、CMだけでなく、ドラマや映画でのシリアスな演技も、最近は評価されている。ドラマ『賭けグルイ』(TBS)や昨年の主演映画『虹色デイズ』など、メインキャストに名を連ねることも増えてきた。彼がもう1ランク上にブレイクするために必要なのは、全国的な知名度だろう。視聴率の高い朝ドラ『なつぞら』は、ステップアップにはまさにうってつけの作品といえる。

 実は中川大志は11年の朝ドラ『おひさま』に出演しているのだが、当時は子役だった。あれから8年が過ぎ、イケメンに育った中川が朝ドラで大ブレイクする姿を、ぜひ見逃さないでほしい!(半澤則吉)

朝ドラ批評家半澤則吉
http://blog.livedoor.jp/hanzawanoriyoshi

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