福岡県柳川市にあるボートレーサー養成所では、梅雨時の悪天候でも訓練生は日々、プロレーサーになるための課業に精進しています。
ボートレーサー養成所の訓練はなにも、ボートの操縦技術や整備だけではありません。当然「座学」もあります。
そこでは、ボートレーサーの基本的な知識を学ぶほか、「まくり」や「差し」などのレース展開に関わる学習もします。
ただレースが速いだけでは一流の選手とは言えません。技術に裏付けられた知識も、プロになるための非常に需要な要素なのです。
ちなみに、座学の教室には正面に筆で「礼と節」と書かれた額縁が飾ってあります。たとえ、座学で指名されて答えられないことがあっても、ふてくされたり、照れ隠しするなどもってのほか。訓練生はどんな状況にあっても、絶えず礼節を重んじなければなりません。
それが一流のプロボートレーサーになる第一歩でもあるのです。
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