山里亮太(南海キャンディーズ)
山里亮太(南海キャンディーズ)

「今、芸人人生で勝負所を迎えているのが、南海キャンディーズ山里亮太さん(42)と、雨上がり決死隊蛍原徹さん(51)です」

 そう話すのは、バラエティ番組を中心に仕事をする放送作家。

「山里さんは女優の蒼井優さん(33)と結婚し、タレントとしての格が一気に跳ね上がりました。テレビのレギュラーは11本と現在でも超売れっ子ですが、今後はMCを任される機会もどんどん増えていくと思います。芸人として一つ上のステージに行けるかどうか、今にかかっているでしょう。

 一方、蛍原さんは相方の宮迫博之さん(49)が“闇営業”問題で無期限の謹慎処分となり、ここが正念場。7月2日にテレビ朝日の亀山慶二社長が定例会見で『アメトーーク!』と『ロンドンハーツ』の継続を発表しましたが、蛍原さんだけでどこまで持ちこたえられるか、業界内でも注目が集まっています」(前出の放送作家)

 対照的な形だが、人生の転機を迎えている山里と蛍原。業界内ではどういう評価をされているのだろうか。山里について、民放局ディレクターは語る。

「TBSで、ヒロミさん(54)と一緒に『東大王』のMCを務めていますが、ヒロミさんよりはるかに打ち合わせが細かいそうですよ。初めてのクイズ番組ということで気合いが入っていると思いますが、台本に目を通すと、“これで本当に大丈夫なんですか?”などとかなり綿密に内容を詰めようとするそうです。

 山里さんは10年以上にわたって、その日の反省や自分のよかった点、どんなフレーズを言えたかをメモする『反省ノート』をほぼ毎日記録しているといいます。7月2日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で、相方のしずちゃん(40)が、世間からの評価がうなぎ上りの山里さんについて、“あの人はやっぱり根がクズなんで”とし“(蒼井から聞いた話で)朝起きて開口一番に必ず人の悪口を言う”と明かしました。ですが、そういった人や世間に対する斜に構えた視点も実は評価されていますね。

 10万部を突破した著書『天才はあきらめた』(朝日新聞出版)の内容からも分かるように、自分は天才ではないと自覚しているという山里さんですが、言ってみれば彼は“努力の天才”。だからこそ、番組の台本をより良くしようと細部を詰めていくのでしょうが、スタッフからするとちょっと面倒ではありますよね(笑)」

 蛍原の評価について、前出の民放局ディレクターは言う。

「蛍原さんはこだわりがあるというか、私生活も含めて“マイルール”がいろいろあるそうです。山里さんと同様、番組によっては打ち合わせでかなり細部まで聞いてくるといいます。その逆が宮迫さんです。

 彼は大ざっぱな性格なんでしょう、“それでいいんちゃう?”というふうに、やってくれるそうです。スタッフとしてはある意味ありがたい存在です。ただ、その大ざっぱな面、わきの甘さが災いしてか、ああいった反社会的勢力の忘年会に参加してしまったのかもしれませんね」

 どうやら、山里と蛍原は、“細かい”という点が共通しているようだ。

「悪い言い方をすれば“神経質”“心配性”ということなのでしょうが、2人とも番組をより良く、より面白くしようとしているからこそ、内容を詰めようとしているのは間違いない。蒼井さんと結婚した山里さんはもちろんですが、実は蛍原さんの株も上がっています。6月27日放送の『岡村隆史オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、ナインティナインの岡村隆史さん(48)が明かしたエピソードがあるんですよ。蛍原さんは“宮迫がおったから今こうやってやらしてもろてんねん。だから俺はどうなってもかまへんねん”と岡村さんに語ったといい、それが報じられたことで視聴者からの人気もうなぎ上りだといいますよ」(放送作家)

 新たな伴侶を得た山里、相方を失いつつある蛍原と対照的だが、今後の2人の運命はいかに……?

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