清原果耶
清原果耶

「昨日の『なつぞら』が素晴らしくて久しぶりにテレビドラマ見て泣きそうになりました。やっぱり清原果耶はうまいな」「千遥はもう出てこないのかな……『あさが来た』からすっかりハマってしまった若い女優さん。表情で演技できる清原果耶ちゃんは朝ドラを経てこれからもよくなると思う」「清原果耶ちゃんが可愛すぎて終始しんどいな もう出ないのかな」――。

 7月第1週のNHK朝の連続テレビ小説なつぞら』に登場し、再び姿をくらましてしまった奥原千遥を演じる、女優の清原果耶(19)への絶賛の声がツイッターに多数投稿されている。

 7月1日の登場時から、清原はそのはかなげで清楚なたたずまいで視聴者の心をわしづかみにした。

「終戦直後、岡田将生(29)演じるなつの兄である奥原咲太郎、そして広瀬すず(21)演じるヒロインの奥原なつとともに生活していたが、5歳のときに千葉に住む母の従姉妹の家に預けられた千遥。離れ離れで生活していたなつに会いに来たはずのに、なぜか“お姉さんとは会いたくない”と言ってみたり、揺れ動く心情を的確に演じていました。広瀬演じるなつと初めて電話をして、相手が『本当の姉だ』と分かった瞬間に自然とこぼれる涙は圧巻でした」(テレビ誌編集者)

 電話の相手が実の姉であることが分かったときのとまどいや驚き、姉とつながった喜びなどを、こぼれ落ちる涙で一瞬のうちに表現する、清原ならではの優れた演技力が発揮された瞬間だった。姉を育てた、草刈正雄(66)演じる柴田泰樹ら、柴田家の人々に囲まれ、乳搾りを体験するなど、姉が体験したことを追体験し、徐々に心を開いていく様子も自然そのもの。

「乳搾りができた瞬間の屈託のないほほ笑みに、心底いい子だなあ、と思わされましたね」(前出のテレビ誌編集者)

 しかし、そのほほ笑みも、たまたま訪れた、工藤阿須加(27)演じる幼なじみの佐々岡信哉に写真を撮られたとたんに一瞬にしてこわばってしまう。「その写真はどうするんですか。誰にも見せないでください」と必死に訴える千遥。この子には「何か秘密がある」、誰もがそう感じた瞬間だった。

 その後、千遥に会うために、十勝に帰省するなつ。しかし、なつの到着を待たずに、千遥は再び姿をくらましてしまう。その理由は、彼女の残した「手紙」に書かれていた。

「芸者の置屋を営む女に売られ、そこで養女として育てられた千遥に縁談が舞いこんでいたのです。しっかりした相手だけに、千遥は戦災孤児であることを隠して嫁入りするしかない。つまり、実の兄姉とは縁を切るしかない。せめて、その前に姉に会いたいという一心で、北海道まで来てしまった千遥ですが、実際に姉に会ってしまえば、縁を切ることなどできなくなってしまう。思いあまって姉が到着する前に姿を消してしまった、という理由が述べられていました」(前同)

 この手紙の内容を知った視聴者は、清原の演技の奥の深さを知らされることになる。

「清原の登場から消え去るまでの一瞬一瞬の演技には理由があって、それを実に的確に表現していたことが分かります。ただ、それが本当だとすると、もう千遥には会えないことになってしまうわけで、実に切ない気分になりますね」(前同)

 この後、『なつぞら』に千遥が再登場する可能性も残されているが、いずれにしてもしばらくその姿は見られなさそうだ。視聴者からは早くも「このまま千遥ちゃんと会えないのは悲しいけど、まだ再会する可能性はゼロではいと信じたいです」「千遥ちゃんとはいつか再会できると思います」といった清原(千遥)ロスの声が聞こえてくる。

 一部では「凄すぎて将来どんな女優になるか恐い」とも称される清原果耶の演技力。その素晴らしい演技を、『なつぞら』でもっともっと堪能したいところだが。

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