深田恭子『ルパンの娘』好調を支える「BGMの巧みさ」
※画像はフジテレビ『ルパンの娘』番組公式ホームページより

 深田恭子(36)主演の『ルパンの娘』(フジテレビ系)の第三話が7月25日に放送され、平均視聴率が8.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、順調に数字を伸ばしている。

 この第三話は、三雲華(深田恭子)が、恋人の桜庭和馬(瀬戸康史/31)の母親で鑑識課に勤めるカタブツの桜庭美佐子(マルシア/50)から厳しい監視を受けるというストーリー。最後には「よくぞこれだけのことがあって和やかな着地を!」とほっこりしたが、次の第四話では和馬に見合い話が舞い込むようで、まだまだハラハラさせられる展開が続きそうだ。

 このドラマはストーリー、深キョンのセクシーなレオタード、怪優たちの迷演以外にも心をザワつかせる仕掛けが何重にも張り巡らされている。そのひとつが音楽である。

 ロマンティックであったり、スパイ映画を思わせるスリリングさがあったり。マンガ的に場面がクルクルと展開するドラマであるが、それを「ついていけない。馬鹿馬鹿しい」とシラケさせるのではなく、「まだまだ足りない。祭りだ祭りだ!」と視聴者をあおるかのように、BGMが引っ張ってくれるのである。

 音楽の担当はFace2fAKE(フェイス・トゥー・フェイク)。EXILE初期の名曲『Your eyes only〜曖昧なぼくの輪郭〜』『Style』のサウンドプロデューサーであり、最近では東山紀之主演のスペシャルドラマ『砂の器』(フジテレビ系)、映画『翔んで埼玉』の音楽も手掛けている。目に忙しい『ルパンの娘』だが、耳にも万華鏡のようにクルクルとサウンドが移り変わるところが、ドラマの魅力をアップさせている。

 そして、もちろん音楽といえばサカナクションのエンディング曲『モス』。こちらもドラマの世界観とリンクする、スピーディーかつミステリアスな一曲だ。サカナクションは良い意味で、映像の邪魔をしない。コーヒーにミルクが溶けるように「おいしく混じる」のである。2013年のドラマ『dinner』(フジテレビ系)の主題歌『ミュージック』、映画『バクマン。』の主題歌『新宝島』。すべてが、作品とともに心に残る。

 深キョンとL一族のヘンなダンスを合間に挟み、「ここまでするか!?」ぐらいにおおげさなドラマチックBGMでテンションを上げ、そして最後、サカナクションで「いやー面白かったなあ」と陶酔する。最高の流れである。今後も数々の新展開と音楽が、お約束のセリフや格闘シーンなどと混ざり合い、楽しませてくれるだろう。(田中稲)

※画像はフジテレビ『ルパンの娘』番組公式ホームページより

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