『だから私は推しました』アイドル“サニサイ”は『あまちゃん』オマージュだったの画像
※画像はNHK『だから私は推しました』番組公式ホームページより

 7月27日に放送が始まった、女優の桜井ユキ(32)主演のドラマ『だから私は推しました』(NHK)の劇中に登場する、架空の地下アイドルグループ、“サニサイ”ことサニーサイドアップの作り込みがリアルだと話題になっている。

 このドラマは、“キラキラな日々”を装うことに疲れたアラサーOL・遠藤愛(桜井ユキ)が、ひょんなことから5人組地下アイドル、サニーサイドアップのライブへ。そこで、地味でぎこちない笑顔を振りまいているハナ(白石聖/20)に出会ったことから、ハナを自分の分身として推すようになっていくという内容。

 地下アイドルの監修は、地下アイドルとして10年間活躍していた、ライターで歌手の姫乃たま(26)が務め、“サニサイ”のメンバーのキャラ設定や衣装をはじめ、物販の値段やライブ会場のオタクの人数など、細部までアドバイスをしているという。また、愛が初めて足を踏み入れたライブハウス「BASE MENT」の受付のカウンターには、姫乃たま本人がスタッフ役で出演していた。

 さらに、“サニサイ”が劇中のステージで歌うデビューシングル『おちゃのこサニサイ』は、いかにも手作りっぽいPVが作られ、ツイッターの公式アカウントで公開。また、8月3日にはNHK大阪放送がアイドルイベントを開催し、“サニサイ”がパフォーマンスを初披露するという。

 そんな、現実と虚構が入り混じった作り込みのうえ、ドラマファンを驚かせたのは、“サニサイ”オタク仲間の長老格・椎葉貴文として、俳優の村杉蝉之介(53)が登場したことだろう。村杉はNHKの朝ドラ『あまちゃん』で、アイドルオタクのカメラ小僧・ヒビキ一郎として出演していて、地元アイドルである潮騒のメモリーズを熱烈に推していたからだ。

 村杉の登場に視聴者は、ツイッター上で「あまちゃんのアイドル推しのヒビキ一郎、ここでも地下アイドル推しかw」「NHKが地下アイドルを題材にドラマ作るとかあまちゃんを彷彿とさせて推せる」などと大ウケ。潮騒のメモリーズが『NHK紅白歌合戦』に登場したように、今回のドラマからスピンアウトした活躍を期待する声もあった。

 ドラマ本編は、オタクがアイドルに勇気づけられる内容になると予想した人が多かったようだが、第1話は、不穏な雰囲気の独白から始まり、主人公が推しアイドルに関わる傷害事件の容疑者であることが判明する、という展開に。ツイッター上では「しっかり作り込まれていて、見ごたえがあった」「かなり精神的にくるやつだったけど、来週が気になる!」などと好意的な声が多かった。

※画像はNHK『だから私は推しました』番組公式ホームページより

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